先々週公開の「インビクタス」観てきました(^-^)v
「交渉人 the movie」、あるいはもう少し待って、「人間失格」という選択もあったけど。。。
どっちもテレビでそのうちやるだろうし…
かたや、ドラマ拡大版…かたや、ジャニタレだから。。。
別に生田斗真君に恨みは無いのですが、芝居は「?」だから…
で。。。
「インビクタス」
良かった。
南アフリカって国に対して、さしたる情報も感情も無い私なんかが見ると「新しい知識」になる。
映画だから、マンデラ大統領とラグビー代表チームのキャプテンであるフランソワとの間に芽生えた信頼の「絆」を丹念に掘り下げることはしないけど、役者達の表情一つで十分に伝わってきたよ。。。(*^^*)
実際にあったことを後世に語り伝える糸口になるよね。
最後のクレジットで、「インビクタス」という原作があるのも知ったし、ホントのラグビー・ワールドカップ・南アフリカ大会のスチール写真が流され、フランソワ役のマッド・デイモンと体格的にもさして違わない「本物」のキャプテンがチームを率いてたのも知ったし…
つ〜か、逆だな。。。(((^^;)
マッド・デイモンは体を作ったんだなぁ。。。
モーガン・フリーマンのマンデラ大統領も凄かった。
最後のクレジットで、当時のマンデラさんの写真が映って、「あぁ、マンデラさんだぁ。。。」ってビックリ!!
多分、背格好は全然違うハズ。。。
でも、モーガン・フリーマンがマンデラさんにしか見えなかった(^-^)v
モーガン・フリーマンはマンデラさんと旧知の仲で、彼の仕草など何度も何度も練習したらしいね。
そういうとこから、実話の説得力はより構築されてくわけだわねぇ〜。。。
悲しい歴史の上に成り立っていた国を少しずつ新しい流れに導いていく。
独房で過ごした気の遠くなるような長い長い日々。。。
その中で、彼は「赦す」ということを選択していくんだなぁ〜。。。
凄い精神力だ。
日本が初めてワールドカップ(サッカーね。。。)出場を勝ち取った頃のあの熱い思いはどこ行っちゃったんだろ〜(((^^;)
「ドーハの悲劇」の後、更に日々を重ね、「ジョホールバルの歓喜」に至る4年間。。。
私達には、国の危機も無かったし、民族の反目も無かったし。。。
ただ、喜んだだけだったよなぁ〜。。。
だから、忘れちゃったんだな。。。
今、サッカー日本代表の未来を信じきれる人はどれだけいるのかな。。。
昨晩のvs韓国@東アジア選手権の結果を受けて、「インビクタス」を観たら、なんか間違ってる気がしてきたよ。
「代表チーム」のあり方。。。
先週末、冬の祭典・バンクーバー・オリンピックが始まって。。。
競技云々より、開会式参加を自粛したスノボ・國母選手の服装問題の方が騒がれちゃって…
そんな中で、地味に無念の涙を流した上村愛子選手。
すっごい期待のされ方だったから、どんなに凄い滑りをするのかとテレビを見てたら、アメリカやカナダの選手の方が普通に「上」だった。。。(T-T)
あれで期待したら、可哀想。。。(T-T)
転倒選手が出て、やっとあの位置に残れた…という現実を見せられた。
もっと、彼女らしく、戦える環境を作ってあげるべきだったよね。マスコミの報道に乗せられた私達が悪い。
その点、里谷多英さんは凄い!!
予選の結果参考に「勝負」に出た。。。
確かにあそこで一か八か勝負に出ないと始まらない。
モーグルは予選との合計点ではないから、一発勝負に賭けることは可能だけど。。。
あそこで、攻める勇気と勝負に出る心意気って凄いと思った!!
彼女はいろいろと問題行動も過去にはいっぱいあったみたいだけど…
追いつめられた時、何をもって、立ち上がるのか…「自分」を知ってるんだろうし、その拠り所をしっかりと持ってるんだろう。
里谷さんの結果は残念だったけど、上村さんより驚かされた。。。
話がかなり横道。。。(((^^;)
マンデラさんも追いつめられた時の拠り所については、映画の中で、語ってたよね。
彼の場合は「詩」だった。
何をなそうと、拠り所を持つ人は強いってことだ!!
名監督であるクリント・イーストウッド氏に乾杯!!
監督賞はこっちだ(^-^)v