今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

名将がいて、愚者がいた

筆者による「あとがき」によると限りなく事実を調べ、それに則して書き記したものを「史談」というそうだ。歴史ノンフィクションと言うべきもの。そして、事実と事実の繋がりを埋めるべき事実がどうしても探し出せない時、理に叶った創作をして作り出すものが「歴…

こどもしょくどう

エンドロールのバックに流れる歌、「食べることは命…」と登場人物でもある小さな2人の女の子が歌っている。 その食べることを通して描く子供の貧困がテーマと言えるのかな。子供たちをめぐる環境について描いている。 主人公の少年がたまたま大衆食堂を営む両…

お家で映画を楽しもう!

そろそろ春を迎える季節。季節の変わり目は寒暖の差があって、なかなか体調維持が難しい。さらに、今年は初夏の陽気かと思うと真冬に逆戻りしたり、1日のうちで温度が10℃以上変化したりと1度体調を崩すと持ち直すのが大変。 しかも、ここ数年、花粉症も治…

翔んで埼玉

多分、私1人では観に行かなかったと思われる映画。公開以来、どこの劇場でも大ヒットしてるらしいことは聞いてはいたが、私の選択肢には無かった。 ところが、先週末になって、突然相方が「翔んで埼玉」を観に行こうと言い出した。しかも出先で(汗)。ネットで…

新選組 二千二百四十五日

再び新選組!事実を元に構成した小説ではなく、様々な研究や著者の調べた新選組の実態を時系列に沿ってまとめた研究書。読み応えもあり、今までの研究資料的な書籍で見かけなかった細かな事実も書かれている。 『新選組 二千二百四十五日』伊東成郎(新潮文庫…

ウトヤ島、7月22日

実際にノルウェーで起きたテロを題材に映画化。オスロで市庁舎を狙った爆弾テロが起き、その同じ日、同じ犯人により、ウトヤ島にサマーキャンプに来ていた若者たちが無差別に銃撃にあった。それは72分間に及ぶ銃撃で、若者たちは小さな島を逃げ惑い、多くの…

司馬遼太郎の幕末維新1竜馬と土方歳三

『司馬遼太郎の幕末維新1竜馬と土方歳三』週刊朝日編集部(朝日文庫) 新たに新選組を1冊。以下、感想。。。 坂本龍馬を主人公とした「竜馬がゆく」、土方歳三をはじめとする新選組について描いた「燃えよ剣」。 この2作をほぼ同時期に発表した司馬遼太郎にまつ…

運び屋

御歳88歳のクリント・イーストウッドが90歳の麻薬の運び屋を演じる。伝説の運び屋と称される主人公、これは実話だそうだ。ある新聞に掲載された記事に着想を得て映画化されたそうな。。。 「アリー/スター誕生」でメガホンを取ったイーストウッドの弟子と言わ…

THE GUILTY/ギルティ

WOWOWで定期的に放送される「北欧サスペンス」枠。その中でも、スウェーデンのドラマ「凍てつく楽園」は楽しみにしてる作品の1つ。 この映画はデンマーク映画だが、北欧の括りで言えば同じ色合いの作品だ。そして、注目の点が「凍てつく楽園」の主人公である刑事…

君の膵臓をたべたい

なんじゃこりゃなタイトルだけど、泣かせる小説だと聞いていた。ただし、ヤングアダルト系らしく、おばさんの私が手に取ることはなかった。 そうこうするうちに映画化が発表された。ふ~ん。。。内容的には難病ものの恋愛小説が原作だというから、今時の高校…

サンセット

試写にて。久しぶりに渋谷ユーロライブ。渋谷だから、他の映画でも観てから行こうかと思ったのだけど、強い雨で早めに出るのを断念。。。 第二次大戦中のユダヤ人収容所を舞台に死んだ少年を自分の息子のような錯覚に囚われ、その遺体をなんとしても自分で埋…

新選組 粛清の組織論

今回読み終わったのは、新選組本を読み始めた頃に何冊か読んだ評論というか著者の研究発表的な論説本? 『新選組 粛清の組織論』菊地 明 著(文春新書) 以下、感想。。。 江戸幕府開府以来、徳川の2代目だか3代目だかが上洛してから将軍が京の地を踏むこと…

お家で映画を楽しもう!

さて、いろいろと忙しい毎日、映画館に行くほどの時間は無いけれど、でも、ぽっかり時間が空いた時、都合の良いテレビ・ドラマが無ければ、やっぱり映画を見たいもの。 「祈りの幕が下りる時」 「去年の冬、きみと別れ」 「杉浦千畝 スギウラチウネ」 「先生!、、、好…

グリーンブック

前評判も良かったし、アカデミー賞作品賞の筆頭だと聞いてたので、楽しみにしてはいたのだが、かなり評判の良いアルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA/ローマ」がNetflix映画として初めて作品賞を取るかもとの話題が急に持ち上がってきたので、はてさてどうなる…

女王陛下のお気に入り

主演女優賞を受賞したアカデミー賞が終わった直後なので、タイムリーと言えば、タイムリー。しかし、本作は2月半ばには公開済みなので、上映回数も減っていて、ある意味滑り込みセーフ(汗) 王宮での女王を巡る女の闘いを描く本作。確かに王宮やその内部を彩…

新選組日記

初夏のような暖かさになったり、真冬に戻ったかのように冷たい雨が降ったり、春はなかなかすんなりとやってこない。 天気のように気持ちも落ち着かず、ゆっくり読書する気分にもなれなかったので、久しぶりにやっと1冊読みきった。 『新選組日記 永倉新八日…