今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

2020-01-01から1年間の記事一覧

考えさせられた1年

年明けは普通に過ごせた今年。しかし、1月下旬頃からコロナ感染症の動きに世の中が翻弄され始め、多くの方が亡くなり、今も重症で治療中の方が日々増えている。 大好きな映画も映画館の休業で、公開が延期されたり、ネット配信に切り替わったり、大変な1年だ…

この世界に残されて

今回はオンライン試写会という初めての経験。実は、劇場で観た予告編でちょっとミスリードされてしまって、もっともっと過酷で理不尽な運命を辿る人たちの話かと思っていた。 第二次大戦下でのホロコーストを生き延びた婦人科の医師アルドが職場に復帰し、娘…

北条氏と鎌倉幕府

「頼朝の武士団」の著者、細川重男さんのより北条氏に焦点を当てた著作。 「北条氏と鎌倉幕府」細川重男 著(講談社選書メチエ) 以下、感想。。。 「頼朝の武士団」では、頼朝を中心とした鎌倉武士たちの様子が語られたが、本作ではより頼朝に近い北条氏に焦…

コロナの時代

今年の初め頃、中国で始まったコロナ騒動。SARSやMARSの時のように、これも対岸の火事的に扱われるんだろうなぁ…なんて甘いこと考えてたら、船籍も船長も日本には全く関係ないのにクルーズの出発港だからという理由で、豪華クルーズ客船がコロナ患者をたくさ…

頼朝の武士団 将軍・御家人たちと本拠地・鎌倉

まだ、今年の大河ドラマも終わってないのに、再来年の話です。 先日、来年の大河ドラマ「青天をつけ(タイトルの正しい漢字を知らない…)」に草彅剛くんが慶喜役で出演するという地味なニュースがあった後、やたらと派手にキャスト発表をした三谷幸喜氏が脚本…

誠意

いつのことだったか、フジテレビのドラマ「北の国から」が全盛の頃、吉岡秀隆さん演じる純くんが交際していた女の子を妊娠させてしまった話があった。 互いに学生で、先の見通しも立たない2人は例えばできちゃった結婚という結論を見出すでもなく、親同士の…

明治新選組

そろそろ、新選組関連の新刊本はネタ切れで、ブックオフで見つけるか、図書館で検索するかしかなくなってきた(汗) 「明治新選組」中村彰彦 著 (光文社文庫) 以下、感想。。。 「明治新選組」というタイトルに惹かれて、手に取ったのだが、なんと表題作のタイ…

パンダのもり 屋外解禁

新設の「パンダのもり」にリーリーとシンシンが引っ越してから、段々と時間をかけて、公開範囲が広げられていく。それと平行して、12月のシャンシャン中国返還に向けて、ネット上のイベントや記念グッズの発表が相次いでいる。 今は11月だ。12月の返還となっ…

SUMODO 相撲道 サムライを継ぐ者

現在、11月場所開催中の大相撲。会場である両国国技館に1番近いシネコンTOHOシネマズ錦糸町楽天地で上映中。都内で他に上映してる劇場は少ない。やっぱり地元だからこその上映なのかな?だとしたら、嬉しい。 元両国の境川親方が率いる境川部屋、元安芸乃島…

キーパー ある兵士の奇跡

サッカーはほどほどに興味はあるが、正直、鹿島アントラーズ以外は日本も外国もよく知らない。プレミア・リーグなんて、その歴史も知らない。だけど、先の大戦が影を落とした時代の物語なので興味をひかれた。 それにしても、公開館が少なすぎる。しかも、世…

いけない

タイトルが不思議。これは何?と思ったのがきっかけだ。「○○してはいけない」の「いけない」だそうだ。 「いけない」道尾秀介 著(文藝春秋) 以下、感想。。。 架空の街。土地を南北に分ける2つの市。風光明媚な海岸線を共有する街。ところが、両市が接する場…

罪の声

小栗旬、星野源、W主演の「罪の声」。初日に観てきた。これまで、映画館は法律の定めがあって、換気など十分に行われてると広く呼びかけていた。作品数も少なく、洋画については大作のほとんどが公開延期で客足も本当に徐々に、徐々にといった感じだった。 …

大震災’95

地下鉄サリン事件の後、関係者を探し出し、きじをより深く精査して1冊の本に仕上げた「アンダーグラウンド」。物凄く分厚い本を読んで、大変な事件事故にはこうした記録は絶対必要だと思ったのを覚えている。 つい最近、阪神大震災についても同様の本がある…

おもかげ

シネコンなど大きな映画館が全席販売を開始してからは、有楽町や日比谷には出かけていなかった。 その大ヒットぶりが世界的に話題になっている「鬼滅の刃」のおかげなのか、平日でも全席販売が開始された。スクリーン内で食事をしなければ全席販売でも構わな…

桃山ー天下人の100年@東京国立博物館・平成館

東京都美術館での「浮世絵展」は会期中盤で見たけれど、国立西洋美術館の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」は夜間公開もあるから大丈夫とタカを括っていたら、事前予約でチケット完売という…(涙)。 だから、「桃山展」はちょっと急ぎました(汗)。でも…

新選組出陣

今回はアンソロジーというヤツです!時代小説の作家がそれぞれ1人の新選組隊士を主眼に書き下ろした短編小説を1冊に。 「新選組出陣」歴史時代作家クラブ 編(徳間文庫) 以下、感想。。。 歴史の流れは既に知ってることで、何度も何度も読んできた。それらの…

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ

サンフランシスコ…かつて、映画全盛期、カーチェイスの舞台と言えば、サンフランシスコ。海を臨む長い、長い下り坂を猛スピードで車が走り回る映像は必ずと言っていいほど、映画のワンシーンとして挿入されていた。そのくらい、サンフランシスコと言えば、カ…

上野動物園、パンダ舎撮影解禁後2度目の訪問

撮影解禁後、2回目の上野動物園。 前回、1回目の撮影禁止の観覧後、撮影列は50分以上待ちで久しぶりの行列に疲れてしまい、リーリー&シンシンの「パンダのもり」もあまり楽しめなかったので、50分待ち以上なら、シャンシャンの撮影は諦めようと思っていた。 …

魂がふるえるとき 心に残る物語ー日本文学秀作選

宮本輝氏の小説はエッセイや紀行文でないかぎり、新刊が発行されて、気がつけば(汗)読むようにしている。「流転の海」の系列はパスしているが…(汗) 本作は氏による作品ではないが、宮本輝氏が「魂がふるえる」と言って選んだ短編集だ。絶対良いに決まってる…

上野動物園パンダ舎撮影解禁

10月5日、普段なら休園日に当たる月曜日。この日は待ちに待ったパンダ舎での写真撮影解禁日となった。 コロナ感染症拡大防止対策の一環として、人の密集を避けられない都立動物園は長く休園を余儀なくされた。それでも、動物たちは園内で普通に暮らし、新た…

大相撲九月場所

ずっと昔…(汗)。長男がまだ小学生だった時、チャリティー相撲か何かのイベント相撲のチケットをいただいて2階席で観覧したことがあるけど、ちゃんとした場所割りの大相撲観戦は初めてのこと。 なにしろ、相撲はチケットが高いとしっかり刷り込まれているから…

And so this is Xmas

たまたま映画館で予告編を観た「サイレント・トーキョー」。キャストも豪華だし、邦画としては、かなりスケールが大きそうだった(邦画は、予告編でスケール大きそうに感じても、大概はハリボテ状態だと思うけど…汗)。 原作物と知り、とりあえず映画公開前に…

ミッドナイトスワン

草彅剛くん主演。それだけでスクリーン場内は女性がいっぱいかと思って、気負っていたら、意外や意外、場内半数は男性でした。監督さんに注目してきた人たちなのかな? 正直、あまり期待もせずに観たのだが、良かった。剛くん、凄いなぁと。そして、新人女優…

Iの悲劇

どれだけ待ったのだろう。図書館で予約して、予約したことすらすっかり忘れて、自分でもびっくりだ(汗) タイトルの「I」は話の内容から「アイ」で間違いないとは思うが、手書きと違い、指定された文字表記の中から選択せねばならず、なんとも不格好な「I」…

TENET テネット

クリストファー・ノーラン監督の新作です。日本でも圧倒的なスタート・ダッシュをきったようで、コロナ禍で停滞していたエンタメ界に本物が戻ってきた感じかな。 コロナ禍で世界のエンタメの中心であるアメリカでは映画や演劇が全面的にオープンにはなってい…

ミッドウェイ

コロナ専門家会議(正式名称が決まったような気がするが、忘れてしまった…汗)での答申を受け、政府(安倍晋三総理最後の判断)が、様々な自粛規制の範囲を解除した。 それにより、スポーツ関係は観客の上限5000人を撤廃、定員の半数(5000人より少ない場合は5000…

幕末新選組

暑い暑い毎日、とても本を開く気にもなれない…外出時の時間潰しに持ち歩いていた本を詠み終わった。 「幕末新選組」池波正太郎 著(新潮文庫) 以下、感想。。。 コロナ感染症防止のためにテレビドラマは大幅に変更、縮小がなされ、本来なら8月には「雲霧仁左…

はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学

コロナ感染症の流行拡大防止のために、長い撮休期間が明け、先週末から放送が再開された大河ドラマ「麒麟が来る」…この数ヶ月の放送休止は今後の大河ドラマのスケジュールに何かしら影響してくるのだろうか。 そんなことを考えながら、本書を手に取る。本書…

シリアにて

久しぶりの岩波ホール。コロナ感染症の流行に伴い、映画館の休館が相次いだ。岩波ホールも緊急事態宣言を受け、しばらく休館し、既に劇場で予告編の上映がされていた何本かは公開時期を来年早々に延期した。 ぎりぎり上映に間に合った「巡礼の約束」は公開途…

独ソ戦

なんだか知らないけれど、Twitterで話題になった本書。第二次大戦については、毎年夏になるとテレビで特集が組まれたりして、日本の様々なエピソードは知る機会があるが、日本以外となると、当時の首長たちの名前と簡単な人物像しか知らない。 そこで、手に…