今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

上野動物園パンダ舎撮影解禁


10月5日、普段なら休園日に当たる月曜日。この日は待ちに待ったパンダ舎での写真撮影解禁日となった。


コロナ感染症拡大防止対策の一環として、人の密集を避けられない都立動物園は長く休園を余儀なくされた。それでも、動物たちは園内で普通に暮らし、新たな命が誕生したり、旅立ちの時を迎えたり…


そして、休園中にシャンシャンも3歳の誕生日を迎えた。残念ながら、観覧者たちとのお祝いの時間は無かったが、日頃親しく世話をやいてくれている飼育員の皆さんが大いに祝ってくれたようだ。そうした様子もホームページやSNSで公開された。便利な時代になったもんだ(汗)。


コロナと共に生きるこれからの時代。新しい生活様式という題目で示されたソーシャルディスタンス(こんなカタカナ言葉が定着してしまうほど、コロナは猛威をふるったのだ…涙)を維持しながらのこれからの暮らし。


動物園も多くの人が集まる場所として、新しい生活様式を基準に開園準備をされてきたのだ。シャンシャンのお誕生日が過ぎて、10日ほど、いよいよ上野動物園再開!


開園するにあたり、事前の予約と整理券の取得が義務付けられ、園内に人が密集することが無いよう、入園人数の制限を設けた。入園可能時間を指定し、さらにはその時間毎に入園する人数の定員を決めたことで、入園時の人の流れの停滞を避けた。さらに来園者が立ち止まることで起きる密集、密接を回避するため、上野動物園で1番人が集まるパンダ舎においては写真撮影が禁止された。観覧についても、もちろん歩きながらの観覧は今まで通り(ほとんどが守ってないけど…汗)。


そしてコロナの影響なのか、予定より少し遅れた西園の新パンダ舎の完成と運用開始。パンダを取り巻く環境も多いに変化した。新パンダ舎はこれまでの東園入口すぐの旧パンダ舎に比べ、敷地は3倍になったそうだ。しかし、ここで問題が!


新パンダ舎にお引越ししたのはリーリーとシンシンだけ…シャンシャンは既に中国への返還が決まっており、返還前の急な環境変化はシャンシャンの健康状態に影響を与えかねないとの判断から、見送られた。


しかし、2つのパンダ舎ができたことで、人の密集度に変化があったのだろう。世の中のコロナと共に生きる流れが着実に広がってきており、上野動物園も一歩前に進んだ。


それが、パンダ舎での写真撮影の解禁。東園のシャンシャンのいるパンダ舎も西園の「パンダのもり」も…


シャンシャンのパンダ舎は、まず入園して最初に観覧する。これは今まで通り。そして、この最初の観覧は観覧通路の前列を通ることができるが、写真撮影は禁止。観覧終了後、写真撮影をしたい人は観覧通路の後列の入場口に並び直す。前後の間隔をとって並ぶように何度もアナウンスされるのだが、ほぼ言うことを聞かない。1人で来園している人は結構ルールを守ってるけど、数人のグループになると、大声で喋ってるし(マスクをしてれば良いと言うもんじゃない…)、列は乱れたまま進んでいく(怒)。


今回、私が行ったのは10/7。写真撮影解禁3日目だったが、撮影可能列は「50分以上待ち」の案内が出ていた。シャンシャンのお部屋の前に行くと確実に足が止まり、列は全く進まなくなる。たまたまシャンシャンが櫓の上でお昼寝中だったので、少しは進んだのかもしれないが。


「シャッターを押したら、一歩進んでください」と警備員さんが声をかけている。そうなのだ。1回押したら一歩。そうすれば全く動かなくなることは無いのだ。私は警備員さんの言われるように1回押したら一歩と進んでいたら、前の人を追い抜いてしまった。よく見もしないで一歩踏み出したので、確実にぶつかったんだけど、微動だにしなかったわ、前のおばさん(汗)。


さすがに50分以上待ちは予定になく、しかも雨が降ったり止んだりで疲れてしまったので、再度並ぶことはせず、西園の新パンダ舎へ。こちらも撮影解禁されたことで、やはり、行列なっている。


お部屋に行くまでの列で、私の後ろに並んだお姉さん(そんなに若くないけど…汗)。傘をいろいろ動かし、私の傘をつついてくる。少しでも前に行きたいらしい。シンシンのお部屋を過ぎて、リーリーのお部屋までの間に屋根がなくなるので、バックにしまった傘を出すのに手間取っていたら、私の横をすり抜けて追い越していった(怒)。自分のカメラ位置が悪いと今度は私の後ろにまわったり、挙げ句の果てに自撮りでリーリーと写真に収まろうとしてフラッシュを焚いてたわ(怒)。フラッシュの光に大袈裟に驚いてやったわ(怒)。なにしろ、私の目元でピカッ!だからね。


このお姉さんがフラッシュの設定を直してる間に、今度は私のすぐ後ろから物凄く圧の強い田舎(こんな言い方しか思い浮かばいほどの…汗)のお姉さん(私よりお姉さん…汗)たちがズンズン進んできて、大声で喋る、進んでは戻ってを繰り返し、写真をいつまでも撮り続ける。警備員さんに促されてるにも関わらず、出口付近を占領して喋り続けるので、私とマナーの悪い私追い越した女は押し出される形で、退場(涙)。人を追い抜いた挙げ句、人の目の前でフラッシュを焚いた女はフラッシュをOFFにしてる間にところてんのように押し出される形で強制退場となりました(笑)。


でも、私まで巻き込まれるなんて…(涙)。退場後も私の後ろで恥ずかしげもなくデカイ声で喋り、下品に笑い合う田舎のお姉さんたち。振り向いた私の顔が鬼の形相だったのでしょう。目を見開いて驚いた顔をした後、ペコペコ頭を下げてそそくさと私を追い越して行きました。


やっぱり、動物たちが穏やかに暮らす場所で浅ましい姿を見せる人間には必ず何かしらのしっぺ返しがあるわね(汗)←最初のマナーの悪い女。でも、私の後ろのお姉さんたちはどこでしっぺ返しを受けてるのかしら。あぁ、悔しい(怒)!でも、私も気をつけなくちゃ!人の振り見て我が振り直せですね!


そんなこんなで、思いもよらぬ行列で結構疲れてしまった。午後からの入園だったので、他の動物たちに会うのもちょっと余力もなく、カフェ・カメレオンで遅いおやつにパンダ団子とコーヒーをいただいて帰宅。


園の方もまだまだ手探りの状態だと思う。これから、来園者の様々な意見や運用上の問題点などをチェックして、さらに進化していくだろう。それが楽しみでもあるが、やはりルールを守って楽しく過ごしたいものだ。それはコロナと共に生きる新しい生活様式のあり方と同じだな…結局は自分がどうあるかだ。


とにかく、パンダ一家が穏やかに過ごしていたようなので、安心。ただ、写真撮影解禁になったことでガラスの反射を避けるために黒づくめの人がいっぱい!しかも、ほとんどが数人のグループ(怖)!コナン君でも呼びたくなったわ(汗)。


疑問!「毎日パンダ」の人(お名前を失念…汗)みたいに撮りためた写真で写真集を販売してる人なら分かるんだけど…あの黒づくめの人たちは、そのほとんどがレンズの長い一眼レフを首から下げている。多分、常連さんと言われる類の人たちなんだろうけど、そうして撮りためた写真はどうしてるんだろう…SNSで公開すると言っても限りはあるし…趣味で撮り続けてるのかな…凄いなぁ…人生において、それほどの趣味、楽しみに出会えたのは本当に羨ましいかぎり。でも、なにより1番羨ましいのは、それが許される家庭環境を手にしているということだ…。我が家では考えられない…