そろそろ、新選組関連の新刊本はネタ切れで、ブックオフで見つけるか、図書館で検索するかしかなくなってきた(汗)
以下、感想。。。
「明治新選組」というタイトルに惹かれて、手に取ったのだが、なんと表題作のタイトルがそのまま書名になった短編集だった。
しかも、新選組に関するの表題作の1本目と最後に収められた「五稜郭の夕日」だけだ。2本目の「近江屋に来た男」に関しては、作中、確かに新選組隊士だった中島登の登場はあるが、主人公は見廻組の今井信郎だった。
正直がっかりだ。完全にタイトルで客を引きつけようとする魂胆が見え見えだ。最低だ、光文社(怒)。
全7篇。どれもあまり主役とは言えない人々に光を当てた作品なのだと思うが、幕末の新選組以外、その当時の歴史に興味が無いから、「ふ〜ん」っていう感じで…(汗)。
全体として、名を知る人も登場するのだが、その近くの人だったり、その関連の勤めを果たす人だったり、どうにも弱い。
歴史の流れに所を借りた時代小説を読んでるみたいな感じだった。ただ、好きな人には好きなタイプの小説かもしれない。