久しぶりに借り出し期間内に読了できた!!
佐々木譲さんらしい(!?)小説でしたよ!!警察物ではないですが…(^^;
タイトルから、また、北海道警察物かなって思ってましたが、北海道通り越して、ロシア人大活躍(!?)のお話!!
結局、今回の警察の役回りは犯罪組織には自分達の手が届かない世界があり、凄腕のヤツがいる…という限界点を痛感する感じ。。。
まぁ、しょうがないね。。。
なにしろ、今回の騒動は妹を殺され、復讐に燃えた命を惜しまないロシア人のヒットマンが物語の牽引役だしね…
しかも、この無謀なロシア人の相棒は、旅行コーディネーター。
たまたま、ヒットマンの日本滞在をアテンドしただけの「縁」で彼は、半ば強引に巻き込まれ、いつか自分から舵を切るようになる。。。
彼がアテンドしたヒットマンは、ロシア人の母と不遇な日本での立場を嘆いてロシアに渡った日本人科学者との間に生まれた「女性」
結局、彼らの出会いは「運命」だった!!
彼らは出会ってからの数日で、東京・新潟・北海道と一気に駆け抜け、更に人生のスピードをも加速させ、裏切りの蜂の巣の中で最期を迎える…
なんて、ハードボイルド色を極めた、ド恋愛物であろうか(^^;
ちょっと、私が知ってる数少ない硬派なイメージの佐々木譲さんの作品としては異質な感じすら覚えるけど。。。
でも。。。
超「佐々木譲」的作品だとも思う(^-^)v
なぜかって?
それは、場面転換の多さ…これは映像的というか、なんというか…
ドラマで、場面転換するかのような1シーンだけでの転換が数多くある。
更に、もう1つ決定的なのが…
焦れったさ!?
「警官の血」の時もすっごく感じたんだけど…
ある流れの中で、そこは気づけよって場面が多いんだよなぁ〜(--;)
なんで気づかないんだっ!!と、テレビの前で叫んでた「ドリフ」を思い出してしまう…(^_^;)
今回もそうなんだよなぁ〜(^.^)
逃避行と追跡行のチェイシングの中で、「なんだよぉ〜」って、焦れったさ満載!!
これは、わざと?
人間はパニックに陥った時、非常に愚かな道を選択するっていう教訓的な示唆?
まぁ、これは映像化しやすいンじゃない?
ただ、ロシア人マフィアが嘘臭くならなければ…ね!!
映画じゃなく、2時間ドラマで…
こういう題材で面白い日本映画は無理じゃないかな…と思う(^^;
ドラマ化するなら、ハーフのヒットウーマンは絶対「柴咲コウ」で!!
相棒の旅行コーディネーターは…
おとなしそうだけど、意思の強い…30歳前後の男優さん…思い浮かばないけど。。。絶対、伊藤英明以外で!!