今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

クロッシング


韓国映画ではない方の、只今絶賛上映中の「クロッシング」を日比谷のTOHOシャンテで観てきました(^-^)v


イーサン・ホークドン・チードルリチャード・ギア


主役をはれる俳優さんが3人も共演…


しかも、ウェズリー・スナイプスまでが出ちゃうって、これはどんなジャンルの映画ですか?って感じです!!


主演の3人(と言ってよいのかなぁ…)は、それぞれのイメージからするとまるで重ならないだけに3人がどんなふうに関わって…クロッシングしていくのか楽しみに観ておりましたが…


まぁ、毎度毎度、不愉快なお客はいるもので…


上映中にもかかわらず、「隣空いてるでしょ?」と大声で私を小突き、挙げ句私の膝を蹴り上げるようにして通路を歩き、隣の席についたおばあさん…


上映中は大きく肘を張ってきて、観にくいったら、ありゃしない(>_<)


人に迷惑をかけず、すぐに移動出来そうな席も近くにはなく、仕方なしにその場で見続けたけど。。。


終了後、おばあさんに一言注意しようと思ったら…


ラストのリチャード・ギアの大アップが映し出されると、再び私の足を蹴り飛ばして出て行った!!


「ちょっと、気をつけてください」と言いましたら、なんと「はいはい」と言って、小走りに出て行きました!!


なんだ、あれ!?


本当に、映画って、近くにどんな人が座るかで、こっちの気分も変わるから…


鑑賞マナーはちゃんと守ってもらいたいし、だいたい上映開始後に入場する人はそれなりに考えてもらわないと。。。


さてさて…本編ね!!


3人のクロッシングは結局最後まで無し!!


え〜〜っ!!


って感じでしょ?


町でパトロール中の制服警官リチャード・ギアと行き違うのは潜入捜査でギャングの溜まり場から出てきたドン・チードル


町で見かけた女性が実は行方不明中という申し渡し文書の貼られた掲示板を見ているリチャード・ギアの後ろから同じ掲示板の掲示物を覗き込むイーサン・ホーク


なんと3人が、というかリチャード・ギアを介してのそれぞれの直接的な絡みは、この2つのシーンだけ(^_^;)


最終的に3人がそれぞれの思いに決着をつけるために訪れた場所が、3人のクロッシングする場所!!


ブルックリン公営住宅!!


いやぁ〜。。。


こうなっていくのかぁ〜と…


2時間10分ちょっとの時間内に、3人が抱えてる「闇」がそれぞれ別々に語られて、同じニューヨーク市警65分署に居ながら、直接的に交わることの無かった今までがウソのように3人の行き先が1つ所に強引にねじ曲げられていく。。。


もの凄い力業を見せつけられた気がする。。。


ここに出てくる3人は、警官でありながらもけっして悪を憎む正義のヒーローではなく、毎日を必死に生きてる普通の人…


ちょっと、ヘビーな映画でした。自分が狂っていくのをどうにも出来ない主人公達の生き方を淡々とスクリーンに映し出していく…


救いは、拉致られ、行方不明扱いだった女の子達がラストで解放されたとこくらいかな…


けっして、楽しい映画ではありませんし、問題作と言えば、問題作と言えないこともないけど…息が詰まる感じ。どこにも救いが無いから。。。


日本もこういう映画をバンバン作ったらいぃじゃん!!って思う(--;)


あんな嘘っぱち丸出しのクセに妙にリアリティーを追っかける「海○」なんかばっか作ってないで!!


嘘っぱちなら嘘っぱちを追及したらよいのに…その方がよっぽど完成度が高くなるんじゃん…(~_~;)


まぁ、お金が回収できなきゃ、ダメだから、仕方ないか…残念(T_T)


そうそう、予告編で「ノルウェイの森」を見た。。。


松ケンだぁ〜。。。大事務所ホリプロだから、「大河」の主役に大抜擢の松山ケンイチさんだぁ〜


彼…クラウザー3世だっけ?やっぱり、あれやった時が1番良かった!!


いわゆる町のごろつきの中から成り上がって、武芸を極め、上品さを併せ持つ武将になってく清盛は、彼には似合わないと思う。。。


だって、彼には「品の良さ」が感じられない…いつも、自然体な感じが評価されてる役者さんなんだろうけど…


残念だなぁ。。。品の良さなら若手俳優の中では、小栗さんの右に出る人は居ないのに…


まぁ、でもね。。。


最近の小栗さんのあの風格というか、存在感からすると10代の頃からの清盛ってのはちょっと厳しいかな。。。


きっと、福山君に合わせた「龍馬像」を描いた今回の大河のように、松ケンに合わせた「清盛」になっていくんだろ〜なぁ(--;)


歴史を学ぶ「大河ドラマ」はもう昔の話。。。


何も1年やらなくてもいぃんじゃないかね…


あっ!!今日は映画「クロッシング」の感想録でした(^_^;)


これじゃ、大河ドラマへの不満で終わってしまう〜。。。


そのくらい、ショックだったのね、私。。。


自分でも意外!!


でも、これでいよいよ「小栗信長」への期待は高まっていく〜。。。(*^^*)


クロッシング」ずっしり感のある映画でしたが、少し人の命を簡単に画き過ぎかなって思う。。。これは日本人的な見方なんだろうか…