今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

そして、私達は愛に帰る


現在公開中の「ソウル・キッチン」のアキン監督の前作…「そして、私達は愛に帰る」


映画館でもなく、DVDやBlu-rayでもなく、テレビで観たf(^^;


テレ東のお昼の「映画」枠!!


吹替えでもちろん放送時間の関係で、カットもされていたのだろうけど…


良い映画だった。。。


基本単一民族の国で、四方は海に囲まれ、地続きに異文化・異言語への接点が無い「ザ・日本人」には、移民や人種、出身地域への差別など肌で感じることはあまりない…(現在では…)


外国は生きていくのも厳しいんだなぁ…日本人で良かったなぁなどと思ったりもする。


この映画も、まさにそんな印象から入っていった!!


そして、お話が進むにつれ、ふとした出会いから縁を結び、探していたものに巡り会う…


凄いなぁ。


自分達の国が抱える「問題」から目を逸らさず、そこで生きる人達は、どうやって折り合いをつけながら、生きていくのかをじっと静かにカメラが追いかけていく…


こうして、自国の「現実」を映画という「作品」にして、世に知らしめていく…


グリーン・ホーネット」の監督さんがインタビューに答えて言ってた…


「映画」に映し出すことで、それは「記録」になる…と。


その映画の舞台となった時代には、何があり、どのように人は生きているのか…


映画にはそんな役割もあるのだと言っていた。


「そして、私達は愛に帰る」も同じように感じる…


この作品を観ることで、また1つ学ぶことが出来た!!


でも、それがこの映画の1番のウリではないよ(^^;


心に刺さった小さな小さな「気がかり」を消していくなかで、奇跡の「出会い」にたどり着く…


カットの無い形でちゃんと観たいなぁ…