今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ヒアアフター


観てきました「ヒア アフター


最初に映画タイトルが出るんだけど…


「HEREAFTER」って表記!!原題からすると邦題の「ヒア」と「アフター」の間にあるスペースはいらないってこと?


まぁ、そんなことはどうでもいぃっちゃ、いぃ(^^;


まずは、津波のシーンから。。。


自分が流されてるんじゃないかと思っちゃうほど、この場面は秀逸(^^)v


まるで、ほんとの津波をニュースかなんかで見てる感じ…凄い、ほんとに凄い!!


この"津波"だけでも、お金払う価値はある(^^)d


映画の始まりがあまりに強烈なので、その後の静かな話の展開とのギャップが別な映画を見てるのかと思うほど…


昔、霊能者として、様々な死者とコンタクトをとってきた主人公をマット・デイモンが演じる…


死者とコンタクトをとることで、その死者と繋がる人の知らなくても良い真実を知ってしまう…


こうして、他者とのかかわりに苦悩する主人公が「運命の糸」に導かれるようにロンドンに降り立つ…


ロンドンには、双子の兄を亡くした喪失感から抜け出せないでいる少年と、冒頭の津波で一時仮死状態にあった女性ジャーナリストがパリからやってきていた…


少年が縁結びの役を担い、霊能者と女性ジャーナリストが出会う…


互いに理解されない不遇を味わった者同士…


主人公は少年に言われるまま、彼女を訪ね、メッセージを残す。


便箋にびっしりと書かれた彼のメッセージはどんな内容だったのか…


映画では一切明かさない…


でも、メッセージを読む彼女の表情は柔らかく微笑みをたたえてる…


説明が極端に少ない分、観た側の感性に委ねられた感のある作品だ!!


だって、そうだよね…「死生観」ってのは、その人、その人違うんだから…


ラストで、主人公が何の心配も無しに、彼女が差し出した手をとり、握手する。


彼にとって、初めて分かり会える人との出会いなんだろうなぁ…


最初の津波で、この作品に妙な先入観を持っちゃうとちょっとつまんないかも…(^^;


私は。。。


つまらなくは無かった…(^^;


ただ、面白いって手離しに言える感じでもない。


主要人物3人が、ずっと囚われていた"死"というものを自分なりに乗り越えたラストがなんとも言えず、温かい!!


まぁ、しかし、いかにも地味な作品でした!!


制作総指揮がスピルバーグ、監督がクリント・イーストウッド、主演マット・デイモンという豪華な布陣で、こういう作品って、ある意味凄い!!