DVDにて鑑賞!!
最近、小栗旬君好きになった関係で、さいたま芸術劇場で上演される蜷川幸雄さん演出の「シェイクスピア・シリーズ」を知り、その上演台本の土台となる松岡和子さんの新訳・ちくま文庫のシェイクスピア・シリーズを読んでいるけど…
この映画の公開当時は、シェイクスピアは"難しい"と思い込んでて…
完全に食わず嫌い!?
今なら、劇場公開に飛びついてたと思う映画!!
内容は、シェイクスピア自身が代表作「ロミオとジュリエット」を書き上げるまでの日常というか、執筆中に出会った女性との許されぬ恋をおう…
俳優が素晴らしいのはいうまでもなく、カメラの動きがとっても良い!!(偉そうだな…私!?)
シェイクスピアと恋のお相手がベッドの上で語り合っていたシーンから、カメラは2人の顔をアップにし、引いた時には劇場で2人はリハーサルの場面で見つめあってるなんて…
素敵な場面転換!!
「ロミオとジュリエット」さながらの2人は道ならぬ恋に終止符を打ち、それぞれの道を進んでいくんだけど…
2人にそれぞれの道を行く決断させる女王様の威厳ある佇まいがまた素晴らしい!!
出てくる人、出てくる人…みんながなんだか素晴らしい!!
そんなふうに感じる作品ってあんまり無いよね…
シェイクスピアの時代、劇場のステージには女性は上がれなかった。
でも、芝居好きが高じて、男装してまで、シェイクスピアの劇団に紛れ込んでしまうヒロイン
その可憐さをグウィネス・パルトロウが本当に美しく演じてる。彼女のお世話係の女性もまた良い味を出して…
公開当時、評判になったのも頷ける作品!!
去年観た「モリエール」もそうだけど、人気作家の不遇の時代に光を当て、劇場でなく、スクリーンで見せる!!
光を当てられた人物達にたくさんの"物語"があって…人物達の作品を映画化するだけじゃなく、その人物のこし方さえも映画にしてしまう…
なんだか、面白いなぁ(^_-)
日本で、誰が該当するかしら…
邦画って、史実をおって、実在の人物に迫る映画ってあんまり記憶にないよね…
あるにはあるのだろうけど、爆発的ヒットとかは…
今年のアカデミー賞で一騎討ちの様相を呈していた「英国王のスピーチ」と「ソーシャル・ネットワーク」も実在の人物を描いてる…
それも歴史に埋もれた人物を発掘するようなアプローチではなく、誰もが知ってる人をスクリーンに引っ張り出した!!
"映画の国"がやることは本当に凄い!!
映画が生活に根付いてる英米の凄さを改めて思い知るって感じf(^^;
登場人物にコリン・ファースがいて、ジェフリー・ラッシュがいて…
しかも、ヒロインはグウィネス・パルトロウ…
アカデミー賞ウィークに相応しいDVDだなぁ(^^)d