最初は観に行く気なんて、さらっさら無かったんだけど、たまたま年休をとった相方のお供で、劇場鑑賞。
ラストは「え〜っ」って感じでしたが…
ラストって、山本五十六さんの最期がって意味ね!!
私、戦闘中に戦艦大和と共に海に沈んだ…と教わった気がするし…
南雲司令官が素晴らしい指揮を発揮して、戦果を上げた…と聞いた気がするし…
この映画を観た人は、みんなが「日本軍が山本五十六さんを殺した」と思うし、「南雲司令官は何をしてる」って感じると思うぞ!!
副題に「七十年目の真実」とかついてたよね?
原作者の半藤さんは、徹底した取材を重ねて「真実」にたどり着いたのかしら?
それとも、私の記憶は単なる私の思い込み?
海軍省の中心的人物達は、海に出て、外に目が向いていたから、広く世界に思いを馳せることが出来たのかしら?
当時の日本の「力」を過剰に評価することなく、冷静に「外」を見る目を持ち、現実を語ることが出来た人はどれだけいたんだろう。
歴史の中で、そうした人がどれだけ大切にされただろう。
価値を見極めることが出来ない人間がトップに立つことの恐ろしさ、悲しさをしっかり感じとれ…
半藤さんにそう言われてる気がした。
家に半藤さんの「昭和史」があるんだけど、なかなか読む勇気が無かった。
ちゃんと読まなきゃ。