今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

運命の子


文化村のリニューアル後、最初の公開作品の1つ…「運命の子」


哀しい一族の「復讐」の物語。


君主の美しい姉を巡る敵対する一族の物語。


君主を暗殺し、権力を手にすべく、敵対する一族を1人残らず根絶やしにすべく立ち上がる男。


ちょうど出産を迎えた君主の姉は、自らの子が根絶やしにされる1人であることを考え、主治医の男に子を託す。


自分が復讐の連鎖の元に生まれた子であることを知らせず、親が誰かも明かさず、ただただ市井の1人として育ててほしいと託される。


男を見逃した敵の将兵は街を逐われ、主治医の男は誤解から同じ時期に生まれた自分の息子と妻を殺され…


姫の託した言葉を心に留めながらも、2人はいつの日にか訪れるであろう復讐の日をひたすら待ち続ける。


復讐の日を迎えるまでの主治医の男と息子として育てられた一族の生き残りの子供の生き様が描かれる。


哀しいお話ですねぇ。


復讐が果たされたところで物語は終焉を迎えます。


そこで、主治医の男は、父親としての役目を終え、妻子の元へ旅立っていく…


立派な青年に成長した姫の子が1人残される…


俳優さん達の演技が素晴らしい。わずかなシーンであっても、印象に残る。


中国で多くの人々が親しんでいる戯曲の映画化だそうだ。


観て損はない!!