今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

きっと、うまくいく


公開前からいろいろと良い評判を耳にしていて、1度インド映画にはチャレンジしてみたいと思ってたし、お好きな映画館の1つ、シネマート新宿で上映するし、こりゃあ、行ってみなければ…と。


実は、インド映画は長い、インド映画は踊りまくる…っていう思い込みがあってね…(^_^;


よほど、時間と心に余裕が無いと観られない映画だと思いこんでて、たまたま目にした映画評で、インド映画にしては「踊り」が少ないと…


実際は、そりゃあインド映画だから、しっかり踊っているワケなんだけれども、時間的な長さも気にならないし、内容に即してたから、その時だけはミュージカルでも観てた気持ちになって、かえって楽しんでた私(^_^)v


インドって、あの凄い九九をする国だよね。その中でも、特にエリート中のエリートが集まって来るという名門大学を舞台にお話は進んでいくのだ。


この時、同室になった仲良し3人組は、卒業後それぞれの道に進んだのだけれど、いっつも邪魔ばっかしてたおバカな小心者優等生に「10年後の約束の場所」に呼び出され、そこにも姿が無い、かけがえない友人探しの旅に出る。


そこで、彼らは、彼らの学生時代に確かに存在した友人の本当の姿を知る。


彼にとって、大学での生活は、学ぶ喜びに満ちた幸せな時間だったんだ!!


学ぶ喜びのホントの意味を知ることになる同級生たち…


10年の不在は、濃密な学生時代を共に過ごした彼らにとって、何の障害にもならず、止まった時がまた動き始める…


騙したワケではないけれど、自分に学ぶ道を拓いてくれた人のために、同級生たちには何も言わずに故郷へ帰り、静かに生活していた。


でも、夢を捨てずにいた彼の元には成功の方が近づいてきた(^_-)


世界的に有名な科学者となり、学ぶ楽しさを次代担う子供たちに伝えることを仕事とした主人公…


そりゃあ、夢のようだよ!!こんなに上手くいく人生なんて普通はないよ!!でも、本編通じて、夢を持つことの素晴らしさを訴えてる映画なんだから…


170分という長さに閉口した人が、終映後こぼしてた…途中寝ちゃったけど、起きてもまだまだ終わらなくて参ったよって…


私は、その女に言いたかったね…


久しぶりに、マジで「バカ」って思う人に会いましたよってね(^_-)でも、小心者の私は言えない(^-^;


そのくらい、考えさせられるし、泣かせるし、笑わせるし、3時間近い上映時間が全く気にならない映画だった。


世の中に有益な世界的な天才や真逆の天才ハッカーを生み出すほどの頭脳明晰な若者の多い国…


ただ、のほほんとそんな時代を迎えたわけではないだろうし、教育現場では映画にも見られるような凄まじい競争が繰り広げられているんだろう。


それでも、夢を捨てず、諦めずに生きていくって大変なことよ!!


この映画の主人公たちは、勇気があり、前向きな人生を送ってる。


人生の応援歌と言っても良いんじゃないのか、この映画(^_^)v


大好きな映画です。


今年に入って観た映画の多くが印象に残る良い映画(あくまで、私目線で…)なんだけど、この「きっと、うまくいく」はその中でも、今の段階で1番だと思う。


平日のサービスデーでも無い日に場内はかなり埋まっていた。公開館が少ないのが、ホントに残念…