今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

イット・フォローズ


試写にて鑑賞。正直、どんな映画かも知らなかったので、一応簡単な映画の紹介は読んで行ったんだけど。


「恐怖」という文字が紹介文にあって、まぁ、ホラーが苦手な私としては、最悪途中退場かと。


でも、紹介文を読む分には、日本のホントに怖い怪談系のお話ではなさそうだったので、なんとかなるかなぁと。


試写会当たると嬉しいじゃん。多少、ホラーかもと思っても、やっぱり観に行っちゃうんだよねぇ(^▽^;)


で、本編。突然、下着姿のままかと思う学生っぽい女の子が家を飛び出してくる。何かに怯える彼女。父親が心配して声をかけるが、大丈夫だと返事をする。


彼女は何かに追いかけられているようだ。しかし、その正体が分からない。


彼女は車のキーを持ち出し、1人車を走らせる。そして、父親に最後の電話をかけ、恐ろしい姿で死に至る。


こんなオープニング。


どうなってるんだぁ〜


そして舞台は変わり、静かな住宅街に住む同世代の女の子が登場。金髪の美しい子だ。


最近付き合いだした男とデートに。そこで、彼女は男の怯えた姿を見る。次のデートで彼の怯える原因が分かるのだが、この男、ホントに情けない。


この男が怯えていたもの。それは、性行為を媒介に何かに感染するらしいということ。そして、感染した人間に「それ」が付いてくる…


周りの人間には見えない人の姿をした「それ」は突然現れ、感染した人間に襲いかかり、殺してしまう。


感染した人間が殺されないためには、誰かと寝て、他に感染させれば良いのだ(@_@。


でも、その感染した人間が殺されてしまうと今度はその人に感染させた人間を殺しに来る。つまり、感染した人間を遡っていくと…(・_・?)


何のループ?


こうやって、文字にしちゃうとなんだか怪しいお話になっちゃうけど、劇場内で真っ暗な中でこんなの観ると緊張しちゃうよ。


姿が見えない周りの人間にその恐怖は理解出来ないし、1人で逃げ回る主人公の恐怖や痛みを本当に理解できるのは、同じ経験をした者だけ。


主人公の少女と近所の友人達が、その見えない敵と戦う。


彼女は生き延びるために友人と行為に及ぶ。最初は彼には何も起きなかったのだが、結局目の前で襲われ、命を落とす。


そうした一部始終を見てきた幼なじみの男の子が意を決して、「それ」に戦いを挑む。


彼女をただ守りたいから。純愛だねぇ。思いつきのような作戦だったけど、なんとか追いかけてきた「それ」を打ち負かす。


そして、2人が並んで歩くラストシーンへ。


2人の後方に男の姿が見える。あれは誰だ?そして、ジ・エンド‼えーっΣ(゚д゚lll)


ヒタヒタと忍び寄る恐怖。姿の見えない敵。襲いかかってくる理由すら分からない。そして、どこまでも付いてくる。フォローズだからね。


フォローズは、基本歩き(これ、不思議)。「霊」のように壁や人をすり抜けることはない。だから、車で逃げればひとまず急場は凌げる!?


でも、フォローズだから、再びどこかから現れる。壁をすり抜けられないので、窓を割ったり、壁に穴を開けたりして侵入してくる。


そうした、姿の見えないフォローズの恐怖をさらに高めるような音楽と物音。これは、ホントに参ったわ ┐(´ー`)┌


「わぁッ」とか「ぎゃッ」とかずいぶん声を上げちゃったし、怖くてビクッとのけ反ったりしちゃって、お隣の方はどう思ったかしら。恥ずかしい(/ω\*)


そんな恐怖の中で1ヶ所だけ、マジで笑えるシーンがあったのだ。これはネタバレしちゃうと面白くなくなっちゃうから内緒‼


場内の皆さんも確かに笑っていたぞ。ただ、ゲラゲラというより、アハハハって感じでね。それがね、少し緊張感が緩んだせいかダラダラとした笑いなのだ。


これは、劇場の真っ暗な中でこそ、楽しめる映画だと思う。全編、緊張で凝り固まっちゃう映画の中にどんな笑いが起きるのか確かめにぜひ劇場へ。


あれ?いつ公開かな?来年1月8日だって‼