公開したばかりだからなのか、評判が良いのか…
映画の日でもなく、レディースデーでもない平日に空席は飛び飛びに見当たるくらいの人の入り!!
地味な作品ながら、程よい客入り具合じゃない?
作品観ながら、へぇ〜座禅を組むのは曹洞宗なんだぁ〜とか、へぇ〜日本の座禅の開祖が道元なんだぁ〜とか、北条時頼に隠居を促したのは道元なんだぁ〜とか(・・;)
まるで日本史を知らない自分が恥ずかしい…(((^^;)
あの厳しくて有名な永平寺は道元の寺だったんだぁ〜ってのが一番ビックリ(O.O;)(oo;)
確か、宗方仁が亡くなって、新しく岡ひろみのコーチになった桂さんは永平寺で修行してたよねぇ〜(^-^;
まぁ、そんな話は置いといて、ざっと感想を。。。
幼い頃に亡くなった母親が残した言葉の実現を求め、はるばる中国にまで留学したのに、仏法の本場で目にしたのは寺の生き残りと保身に走る高僧ばかり…
偶然行き合ったある寺の食事係…彼の言葉は今まで耳にしたどんな高僧の言葉より、道元の心を捉えた。
食事係の言葉で道元は立ち上がるってとこは妙に納得だよね。
全編を通して、若い役者さん達が出てるんだけど、ポイントのとこにはガッチリと演技派が固めてる。
こうすると作品全体が活き活きとするし、脇で締まるし、よい効果なんじゃないかな…
中村勘太郎さん、良かったね…(^-^)v
修行僧の若々しさと開祖となった晩年の威厳。大変だったろうけど、まぁまぁ良い感じ。
哀川翔が演じてる男は哀しかったなぁ〜(;_;)救いようがない心の荒み方…
最近のやたら大がかりでどこか嘘くさい日本映画の中では地に足がついた作品だったと思う。
この前観た『K20』と言い、この『禅』と言い、単館上映ものじゃなくても良い作品はあるんだよね。
最後の最後に監督は誰だろうなぁ〜んて…クレジットに注目してたら、高橋伴明じゃん!!
だから、あれっぽっちのシーンで高橋惠子さんが出てたのねぇ〜(*^^*)
まぁ、どっちにしろ、予想外に良かった!!
映画館の入口で『252』とどっちにしようか迷ったんだけど…正解かな。『252』は評判も今一つだし…(((^^;)