佐藤賢一さんの「ライフワーク」たる「フランス革命」シリーズ。。。
ベルばら世代の私にはど真ん中の小説なんだけど、佐藤賢一さんって、作品のテーマが西洋史だから、どちらかと言うと敷居が高いって感じだったんだよね…
だから、今まで、作品紹介記事なんか見ても、手に取ることはなかったんだよねぇ〜(((^^;)
でもさぁ、フランス革命じゃん!!
シリーズもんじゃん!!
となれば、慌てて読まなくても…予約本の途切れた時に読めばいぃ〜じゃん!!
ってことで、読み始め…
『小説フランス革命(1) 革命のライオン』佐藤賢一(集英社)
以下、感想。。。
まずは、ベルサイユに三部会議員が召集されるに至る件から小説は始まる。
「ベルばら」にも印象的に描かれた第三身分の議員達が議事堂から閉め出され、雨に打たれるシーン。。。
ベルばらでは、その後の展開に嫌がおうでも期待を抱く場面だけど、本作ではその時期まだまだ議員達は自分の状況を理解しておらず、本当のところでは机上の空論に明け暮れていた…(((^^;)
漫画なら数ページの流れが、小説では丹念に描かれていくから、「おい、まだかよ!!」って感じね…
ルイ16世だって、だてに国王をやってるワケじゃないからね…
強かな部分もちゃんと描かれている。
なんだか、ワクワクしながら、読んだ。久々じゃん、こんな高揚感!!
国王が国民に大人気の財務長官ネッケルを罷免するところで、第1巻終了!!
いよいよ、動き出す。。。
でも、フランス革命はいくつかの暴動で、すんなり決着がつくワケじゃなくて…これから、これから(^-^)v
長く、国王によって、統治されてきた国や国民は、自分達の要求を通すために武器は持つけど、一度国王の顔を見れば、矛を納めると…
国王によって、統治されたことの無い日本人には、絶対に理解できないよね。
だから、面白い!!
自分の知らない世界が広がっていくワクワク感!!
たまには歴史大河物を読まなきゃダメだわねぇ〜(^-^;