今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

高校野球


春を制した興南高校の「春夏連覇」が注目されてる…


夏・夏の連覇や夏・春の連覇より戦力のベースが一緒なので、可能性が高そうに感じるけど…


実はそんなことは無いらしい!!


春の大会で決勝まで行ってしまうと、まず地元の春のブロック大会に参加出来ない!!


更に、生徒達は祝勝会だ、表敬訪問だと行事に追いまくられる!!


更に、新入生に「期待の星」が入学してきても、なかなかチームに馴染ませる時間がとれない!!


だから、夏の予選までに実戦経験を積ませるためにガンガン練習試合を組まなければならない…


ところが、万全のサポート体制がある私立高校なら、次々と手を打てるが、たまたま好選手が集まって、栄冠を勝ち取った公立高校の場合は…


夏までの時間はほとんど「無い」に等しいンだって!!


以前、スポーツ面でもなんでもない紙面に載った新聞記事を読んで目から鱗だった(~_~;)


大変なんだなぁ〜!!何事も!!


で。。。


最近は昔ほど真剣に高校野球を見てないから、なんとも言えないんだけど…


デッドボールを与えた時に与えた側は確かにピンチにはなるけど、投手は「礼儀」としてすぐさま脱帽して、相手選手に一礼してたよね…


昨日、チラッと見た成田高校vs東海大相模


成田の投手はデッドボールを与えた時、脱帽して一礼してたけど、東海大相模の投手は脱帽どころか一礼もしなかった。。。まずは状況確認でマウンドを数歩下りた。打者が一塁に向かって歩き出しても帽子に手を添えることも頭をチラと下げることもなかった。


テレビに映し出されたのはそこまで…その後、彼は一塁方向に頭を下げたのかもしれない…その場合、すぐに一礼しなかったので、テレビに映らなかっただけだと思う人もあるかもしれない。


あの炎天下の試合で、自分に不利になる状況を作り出してしまい、冷静さを失ったとみるむきもあろうかと…


でも、彼らの生活の大半は野球に占められ、数々の試合をこなし、身に備わった習慣があるはずだし、いざという時、そうした振る舞いは誰に言われなくても自然に出てくるはず…


洗練された伝統校の洗練された振る舞いは、基本的な所作にこそ現れるべきで、審判への判定の確認などはベンチの監督がタイムをとって行えばよい。そうしたことはルールとして、認められているのだから…


勝負事なんだし、かすった程度のデッドボールなら、与えた方が不利になるのだから、脱帽までしなくても。。。という議論が昔あったのは知ってるけどね…


あの早実斉藤佑樹君が試合中に流れる汗をポケットにしのばせたハンカチで拭いながら、投げていた姿に多くの人が感動したでしょ?


あれは、スポーツの荒々しい勝負の世界にあってもマナーというか、美しい振る舞いに心を動かされたンだと思う訳だ!!


だから、「ハンカチ王子」なんていうありがたくもなんともない呼び名が与えられ、世のおじさん・おばさん世代がこぞって彼に拍手したんだよ!!


伝統があり、毎回甲子園までは来ないにしても、地元で「強豪校」と言われる私立高校って、そう言った生徒達の振る舞いに大きな隔たりがあるように思う…徹底して指導してるとことそうでないとこ…あるいは指導を受けているのに自分達の立場を勘違いしている「空気」があるのかもしれない…


それがたまに甲子園に出た時に顕になる…


公立高校出身者のひがみだなんて思わないでね!!


以前、茨城・常総学院野球部の名物監督である木内先生がとあるインタビューで答えてた…


「人間としてどうあるか…」みたいな。。。


野球選手じゃなく、人を育ててるっていうニュアンスだった…


それでも、「現代っ子」は難しいとおっしゃっていた。。。


昔なら、頭ごなしにガツンと言えば、あとは問題なかったと…


今は、どうなのか…


普通の高校生を持つ親の1人として、よ〜く分かる!!


巡り巡って、野球と同等に洗練された「振る舞い」の出来る生徒達の元に「栄冠」は輝く訳で、勝った負けたが「栄冠」とは言えないでしょ!!高校野球なんだから!!


今日は決勝戦!!


清々しい戦いを見たいものです(*^^*)