先週末、Bunkamuraのル・シネマで公開された「リッキー」
シャンテで公開予定の「しあわせの雨傘」と同じフランソワ・オゾン監督の作品…
で、シャンテで見た予告編につられて、行ってきました〜(^^)v
Bunkamuraは、ホント遠いよねぇ(^^;109からの道のりがねぇ…(^^;
面白いっていうか、温かい映画でした!!
1人の母親が役所の窓口で、自分の苦境を涙ながらに訴えているファーストシーン…彼女の苦境の理由がその後語られる…
涙ながらに訴えていた母親は実は奔放な母親。彼女と2人暮らしの小学生とおぼしき娘…
学校へは通学バスではなく、工場へ働きに行く母親のバイクに乗っていく…
少女にとって、このわずかな時間が母親の温もりを感じられる時間…
ある日、母親は残業と称して、迎えの時間になってもやってこない…
日が暮れた校門前で、1人待つ娘…
母親の微妙な変化に、娘の心は不安に覆われていく…
母親の変化は、勤め先の工場で働き出した外国人の男に心惹かれていった結果だった。。。
ある朝少女が目覚めると母親はその男と一緒に暮らすと言う。。。
そして、バ〜ンッと話は吹っ飛んで、母親と男の間に男の子が産まれる!!
育児に没頭する母親は、イライラが募り、まわりに当たり散らすのだが、再び仕事に戻ることで、自分を取り戻していく…
男と交代で勤務と子育てに励み始めた矢先、赤ちゃんの背中に痣を見つける…
母親は男の虐待を疑い、彼はアパートを出ていく…
あぁ〜暗〜い。。。
あぁ〜重〜い。。。
っと思い始めた頃…
なんと赤ちゃんの背中になんか生えてくる!!
鶏の手羽みたいなのがニョキニョキ…(・・;)
これが意外に気持ち悪い(^^;
LOTOでちょこっと当たったのを機に買い物に行ったスーパーで、飛んでしまったことで、リッキーの存在が皆の知るところとなり、心配した男が戻ってくる…
生活が厳しくなる一方の男と母親はリッキーの取材を受けることで、対価を得て、それを元手に新しい生活を始めようとするのだけど…
リッキーは、ホントに大空に飛んでっちゃう(・・;)
結局、リッキーは見つからず、なかなか踏ん切りがつかない母親は脱け殻のようになってしまう…
リッキーがいなくなった湖畔…成長して、ちょこっと大きくなったリッキーが会いにくる…
母親はそこで生きる気力を持ち直して、男と娘と3人で、新しい家族を作る決意をする。。。
ラスト…
娘をバイクで送るのは男の仕事になり、娘は最初に見せた不安な表情は消え、男の背に安心して身を委ねている少女の姿があった…
2人を見送った母親のお腹には、また新たな命が宿ってる!!
天使リッキーをこんなにまともに扱って、けっして安い笑いが出ない温かい作品になってる。
家族の再生。。。
そう言っちゃえば、簡単だけど、実際は難しい!!
ちょっと「フローズン・リバー」を思い出した…あれもある意味家族の再生がテーマだったよなぁ〜(^^)