震災による津波被害が引き金となった福島第一原子力発電所の事故…
これまでの日本の原子力行政の是非が問われている現在、新しい視点を提供してくれる映画…
結局、GWは1日おきに有楽町に足を運ぶことになった…(^-^;
ヒューマントラストシネマ有楽町にて…
水曜日は映画の日と同じサービスデー、さらにGWの真っ最中…っていうことで、物凄い人がチケット売り場に集中!!
朝っぱらから、人の嫌〜な姿をい〜っぱい見せつけられて…
どっぷり疲れて、上映待ち!!
やっぱり、早めに行くことは大事!!特に休みの日は!!
さぁ〜て。。。本編の感想を!!
フィンランドでは、原子力発電に必ずついて回る「燃料棒の処理」問題を同時進行で考えていった…
核燃料は処分と言っても、無くなる訳ではなく、未来の世代に負の遺産として、残さざるを得ない…
当面使用する核燃料の処理を様々な知識人の知恵を集め、1つの結論を出す…
元々、地盤の硬い国土の一角に地中深く、核燃料棒を埋設処理する決定をした。
それは100年先、1000年先を見据えたものでなく、遥か100000年先の未来を見据えた埋設処理を進めることになった…
埋設場所の明示をせず、負の遺産の存在を語り継がない…という選択。
一切を無かったことにすることで、無用な探索を避ける…"掘り出さなければ絶対に"安全なのだから、敢えて情報は開示しない…
10万年後の未来の世界や人々が、果たして現代の知識人達の思いをくみ取ることができるのか…
10万年後の世界が今と同じような世界である保証などなく、映画でもラストで監督が未来の人々へ呼びかけている。