小栗君の「髑髏城」も観てないのに、いそいそと出かけていきましたよ、新大久保まで…
CHEMISTRYの堂珍嘉邦さんと「ルーキーズ」の村川絵梨さんの共演するお芝居「醒めながら見る夢」
作・演出は辻仁成さん…私、昨日まで「辻成仁」さんだと思ってました(^^;
上演時間100分と、お芝居としてはあまり長くはありませんが、そこは映画と違い生身の人間がすぐそこで演じているわけで、ライブとしての充実感というか、緊張感というかで、休憩無しの一気観はけっこう疲れましたf(^_^;
ただ、劇場の東京グローブ座が大変観やすい劇場で、座席感覚も良く、体への負担を軽減してくれました。
ホントにあの最悪な「赤坂ACTシアター」を思い出し、何度グローブ座の素晴らしさに心打たれたか知れません。
ただし、それは鑑賞における座席環境だけですが…(((^^;)
廊下の狭さ、階段の狭さと使いにくさ、さらにはトイレが未だに和式が主流という、劇場環境の悪さには、東京でこれだけの劇場を設置するには、なにかしら仕方のない劣悪さなのかと悲しくなりました。
まぁ、そんな芝居以外のことであれこれ言っても仕方ないので…
お芝居の設定は…主人公の青年はミュージカルを主とする劇団の座付き作曲家で、彼は劇団の演出家と主演女優との3人で数々のヒットを修めてきた。
作曲家の彼は、すでにその名がチラシに印刷され、準備段階に入った新しい公演をキャンセルすると言い出す…
彼に何があったのか…
10年来、誰にも言わずに付き合ってきた女性・アキとの悲しい毎日…
歌や踊りを学んでいたアキに舞台での活躍の場を与えるため、自分の劇団に入団させ、ずっと側で見つめていた作曲家…
しかし、彼らの関係を秘密にしたことで、お互いへの疑心暗鬼に悩まされる。
そして、共に歩んでいくために彼女と結婚し、新しい毎日を送ろうと決意する。
しかし…
最初の場面から、どうも話の噛み合わない雰囲気が…
なんと!!
というお話なんですね…
話の筋は途中で読めちゃうんだけど、芝居の運びはだいぶ練れてきていて、良作だと思います。
特に堂珍さんの歌唱力はこの芝居をさらに盛り上げます。
さらにびっくりしたのは、村川絵梨さんの歌唱力!!
堂珍さんにも劣らぬ歌唱力で対抗します!!
いやいや驚きました!!
登場人物は6人だけなんだけど、皆さん舞台映えする俳優さん達で、まとまった良い作品という印象!!