今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

密告・者


先週末、新宿武蔵野館で上映中の「密告・者」を観てきた!!


武蔵野館に行くのも初めてなので、まず問題なく映画館に着けるか、シネコンと違うシステムのチケット購入に戸惑わないか…と心配事が大きくて…(((^^;)


しかしながら、行ってびっくり(^o^;)


新宿駅中央東口の地下改札を出て、ちょこっと曲がると「武蔵野ビル」の文字!!


チケット購入のシステムも文化村のル・シネマと同じ!!


いやいや、良かった、良かったと安心して劇場へ…


入場者特典のクリアファイルを貰い、ウキウキで上映開始待ち!!


本編は…


いわゆる「密告者(=情報屋)」と刑事とのギリギリの関係を描く…


九龍城が無くなっても、やっぱり、香港は雑然とした街裏が話の盛り上げに一役かっている。


「密告者」を使いながら、事件を解決に導く部署の刑事は、自ら指導役として、若い刑事に「密告者」との距離感を説きながら、自身は1年前の事件で命の危機に見舞われた「密告者」のその後を誰よりも気にかけ、贖罪の思いを抱えながら、日々の任務をこなしている…


そこに現れるのが、借金のかたに妹を悪徳業者に拉致された服役囚。


彼は2日後、出所日から妹を救い出すための金と引き替えに「密告者」としての道を歩くことになる。


この「密告者」がニコラス・ツェーなわけですね!!


これは…


主演と言えるのでしょうか?


若い頃からの違法走行で度々収監されている彼は、警察がマークするヤクザ者の運転手として、組織に潜り込む…


彼はけして、歴戦の強者たる悪の権化ではない。


様々な生きにくい時代の流れに翻弄され、悪の道を歩かざるを得なくなった…


だから、「密告者」としての自身の危うい立場に恐れを抱いて、怯えながら、刑事と連絡をとる…


結局、彼は自らの優しさに足を掬われる…


途中から登場して、先に死んじゃう…どういうこと?


刑事は、「密告者」のその後の人生まで背負い込み、自分もお縄になるというラストはいかにも「任侠道」というか、香港犯罪映画らしいかなぁ…


ハラハラ感が今一つ、テンポも今一つ…


なんだか、盛り上がりに欠けたような感じ。ちょっと、残念だったかなぁ。