今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

1911


春先から、行く先々で見せられた予告編の「1911」


あんまり予告編をみちゃったので、すっかり観た気になっていた(((^^;)


ジャッキー・チェンの100本目の出演作。


ちょうど100年前の中国で起こった申亥革命を闘った名も無き民衆を称えた作品。


孫文の私利私欲を全く感じさせない清廉潔白さが、革命を成功へと導いたのか…


世の中、清廉潔白だけじゃ通らなそうだし…


よく知らない大陸の歴史を理解するのは難しい。こういう映画を観る度に思う…もっと、近隣の国々について知らなきゃいけないんじゃないかと…


ジャッキーのインタビューにあったのだけど、ジャッキー自身も自ら演じた「黄興」についてはあまり知らなかったという。


こうした歴史を支えた名も無き人々のいずれかにスポットを当てて、後世へ伝えていくのは、芸術の大きな役割の1つだと思う。


あまりに過剰な演出や事実を曲解した描写は、歴史物では歓迎出来ないけど、ちゃんと「伝えていく」という姿勢は必要だと思う。


日本にも、まだまだ伝え残すべき「歴史」が埋もれているんじゃないか…


話として、映画として、楽しいとか面白いとか、そんな言葉だけで判断は出来ないよね…こういう映画は。


100本目が「申亥革命」真っ只中のジャッキーは99本目も「申亥革命」に関係している作品だ。


公開は10日後、「新・少林寺


ジャッキーは、主演のアンディ・ラウを諭し導く側らしい。


いつしか本数を重ねる中で、先頭に立って、駆け抜ける役割を担っていたジャッキーが、後から続く後輩達を教え導く立場に変わっていった…


まだまだ、面白いジャッキーも観たいけど、年齢に応じた重厚感のある役もさりげなく見せてくれる最近のジャッキーも結構お気に入りだったりする。