レンタル100円の時だけTSUTAYA様のお世話になる私(((^^;)
今回は全部アジア系で責めてみました!!
明らかに家族の趣向と違うから、レンタル期間が1週間でも、1人でゆっくり見るのは大変(((^^;)
とりあえず、半分見終わったので、感想を…
「光州5・18」
「TUNAMI-ツナミ-」
「クロッシング」
何の脈絡も無いんだけど、見たかった映画…
まず「光州5・18」
日本で劇場公開された時、えらくでかい新聞広告になったのね。
それをやけにはっきりくっきり覚えてるのは、「5・18」が私の誕生日だったから…(((^^;)
歴史に埋もれた真実の物語…みたいなお話が大好きな私にはど真ん中だったんだけどねぇ…今ほど映画が大好きって感じでもなかったし…
で、感想は…アン・ソンギは凄い!!
っていうのはもちろんのこと…
軍事政権を基盤とした独裁政治は怖い…ってこと。
光州の人達は何も悪いことはしていない…ただ、軍事政権側の意のままにならなかっただけ…
それだけで銃を向けられなければならないなんて…
みんな、覚悟を決めて自分達の暮らしを守ろうと、結局銃を手にして闘う…
フィクションではあるけれど、きちんと自分達の国の歴史に向き合わないと見られないよ。
日本映画が韓国映画に絶対に敵わない部分の1つは、自国内の闘いすら「映画」にしようとするその感覚だと思う…
どちらの側の顔も見ない…
国内では、それでも偏ってるように見えるだろうけど…
確かに作りがちゃっちぃかなぁ〜って部分もありありだけど、作りだけおっきくて中身がうっすらの大日本エンターテイメント映画をたくさん見てる私達には十分骨太です(^_^)v
次は「TUNAMI」…
誰かが「巨大津波が来るだけの映画」って言ってたけど…
確かにその通りで、巨大な津波が来るだけだ。
でも、津波の前に登場人物達の日常がちゃんと描かれている…
助かる人、助からない人がいるなかで、ちゃんと彼らの死が意味を持って描かれている…
3・11東日本大震災の津波の映像やその後の被災地の様子が目に焼き付いてる私には、やはあまり気持ちの良い映画では無い…
でも、津波とかかわった人達のドラマもしっかりと描いてる点では、映画として十分見られる…
ソル・ギョングが元漁師で登場するわけだが、船の事故で大事な人を亡くして以来、丘にあがったダメ男なのだ!!
くるくるのパーマ頭で、好きな女の顔色ばかり伺ってる姿がまた可笑しい。でも、袖から見える二の腕は漁師のそれで…
パーマ頭と二の腕が妙にミスマッチで…
やっぱり、雰囲気ある役者さんか1人いるだけで、ずいぶん印象が違う。
CGを使った津波で橋にうち上がったタンカーの様子などは、ちょっと凄い!!
結構な感動作でした。
そして、最後は「クロッシング」…
「クロッシング」と言えば、リチャード・ギアとイーサン・ホークとドン・チードルの映画があったけど…
確か、公開時期も同じ頃じゃなかった?
ストーリーをチラッ耳にして、観たいなぁと思ったけどね…
韓国映画とか中国映画って、あんまり大きく上映しないでしょ?
気づいたら、終わってたんだよねぇ…
というわけで、やっと観られた。
きっと、現実はもっともっと悲惨なんだろう。
物語の途中で亡くなった人達は、ちゃんと1人の人間として、彼らの亡くなった事実を記録してもらってるんだろうか…
そんな疑念を抱いてしまう北朝鮮の現状…
子供の姿が痛々しくて、涙無くしては見られない。しかも、これが感動とかそういうものとは真逆の「怒り」さえ覚える涙…
こんな救いの無いラストなんて許されるのか!!って…
特に子役の2人が、素晴らしい。
何かあれば、「天才」と持ち上げるどっかの国なら、間違いなくスターになってるだろう。
胸にズシリと重いしこりが残って消えない…そんな映画!!
見て、良かった。