「ロフト.」「誰がため」を見た!!
ロフトはちょっとアダルト(!?)で、ちょっとサスペンスな映画!!
実に面白い!!
5人の友人が共同で持っていたロフトに女性の遺体が…
この女は誰だ!!
この女はどうやって部屋に入った?
男達は、互いの秘密を少しずつ暴き出していく…
ラストは、どんでん返しな描き方。それがまた良い!!
こんな、洒落たサスペンス映画はあまりないなぁ。
ラッキーな感じで、楽しませてもらった(^-^)v
次に「誰がため」
これは良い映画!!
本国デンマークで数々の受賞があったのも頷ける!!
第二次大戦中、ナチス・ドイツへのレジスタンス運動に身を投じ、暗殺者となって、ナチスの要人やナチスに協力する人間を抹殺した2人の男。
コードネームは「フラメン」と「シトロン」
原題はこのコードネームが使われ、「フラメンとシトロン(炎とレモン)」というタイトル。
フラメンはその名のごとく、炎のようなヒットマン!!
普段は、シャープな刃物のような冷たい鋭さを身に纏う彼が、拳銃を手にした時の「熱さ」は痺れる!!
相棒のシトロンは、妻子ある身で、レジスタンス運動にのめり込み、結局妻子と別の道を行くことを選び、その頃から、フラメンの後方支援ばかりでなく、自ら拳銃を手にするようになる。
お尋ね者になった2人は、最終的にナチスの手に落ち、壮絶な最期を遂げる。
彼らの生き方が、本国ではナチスに蹂躙された国を救おうとした1つの形として、英雄的に取り上げられているんだろう。
しかも、フラメン役の役者さんが、まぁ素敵!!
スラリとした長身にロングコート、赤毛の髪をなびかせて、冷静に標的に向かい合う…
そんな彼も、なぜか彼の本名を知っていた同じレジスタンス運動をする女活動家に惹かれ、彼女に売られてしまう…
二重スパイだった女の正体を見破れず、命を落とすことになる。
大戦後、フラメンとシトロンの葬儀が盛大に行われたというけれど、彼らを売った彼女はどんな気持ちだったろう。
90年代まで生きていたという女は結局何も語らずに逝った。
最近、戦時中の様々なエピソードが映画化されるのは、関係者の「死」も大きく影響してるんだろうなぁ。
死んだからこそ、語れる物。そこには、他を圧倒するような真実がまだたくさん隠されているんだろう。
今回の2本は、ホントに面白かった!!
こういう映画こそ、多くの人の目に触れることを願う。