Bunkamuraル・シネマで上映していた「少年と自転車」、渋谷が苦手な私には有楽町で観られるというのが、本当にありがたい!!
確かに2週間限定上映と聞いていたので、早速観に行ってきました!!
主人公の少年は父親と2人暮らしだった。
金の遣り繰りに困り、子育てする余力も無くなり、半ば捨てるように施設に息子を預け、住まいも引き払ってしまう父親。
当然、主人公の少年は父親に捨てられたとは思いたくないから、施設を抜け出し、かつて住んでいたアパートを訪ねる。
まわりの大人達から、父親は引っ越し、すでに空き家なのだと言われても、納得出来ず、応答の無いノックを繰り返す…
聞き分けの無い子供だと簡単には言い切れない…大人の身勝手な事情で、彼は今ここにいるんだ。
彼が大切にしていた自転車を父親が処分するハズがない。そう考える彼は、自転車が見当たらないことに異様に執着する。
物語導入部のこの辺りまでくると、私の頭の中のイライラメーターがバンバン振れて、今にも振りきれそう(((^^;)
確かに、彼の置かれた立場は、気の毒ではあるけれど、彼を支えようとする大人達もたくさんいる。
父親を探しに家に戻った時にひょんなことで知り合った女性が、週末だけの里親を引き受けてくれ、彼の生活は大きく変化する。
彼女の尽力で、逃げていた父親にも会える…
しかし、父親の「会いに来るな」という本心にも触れることになる。
結局、1番慕っている父親から拒絶され、善意の人々の思いを理解出来ず、少年は悪い仲間に取り込まれていく…
よくあるテーマで、よくある物語…
結末も想像の範囲。
ちょっとガッカリだったかな…(((^^;)
タイトルにもなっている「自転車」…
これにどんな意味があるのか。
「自転車」をきっかけに里親になる女性と出会い、「自転車」をきっかけに悪い仲間に引き込まれていく…
「自転車」が彼の人生を大きく変えたってこと!?
きっと、そうなんだろう。
(((^^;)