今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ただ君だけ


2週間ほどの限定上映を丸の内ピカデリーにて鑑賞。


この映画館は不思議ね…


目線がスクリーンの高さの席(私は「スクリーン目線」と言っている…)で観られる場所は?って聞いたら、2階席の前列と言われた…


「2階席?」


昔の映画館は2階席の前方は指定席が多かったけど…


今どき…って感じ(((^^;)


この前、ピカデリーで観た時、1階席の真ん中辺りは確かに観にくかった!!


まぁ、そんな劇場考察はそこまでにして…


映画です、映画!!


良かったよ〜(^-^)v


超純愛映画で、まず私が好んで観るジャンルではありませんね!!


私が好きな「汚い」ソ・ジソブが主演だっていうし…


あの、「トンイ」の女優さんが出るっていうし…


「トンイ」は観たことないんだけど、凛とした美しさのある女優さんだと思ったから…


ただ、インタビュー映像を見たら、ずいぶんケバくなっててびっくりしたけど…(((^^;)


偶然の出会いから深く信頼しあい、愛し合っていくまでの過程が、丁寧に描かれている。


まだ光だけは判別出来た彼女の目が完全に光を失うと知った時の彼の決断…


彼女の光を奪っただけでなく、彼女の最愛の家族をも奪うきっかけを作ったのは彼だった。


その真実を知った時の彼の慟哭…


そして…


彼が命をかけて挑んだ格闘技のファイトマネーで再び光を得た彼女の前から姿を消した彼…


探しても見つからない…


彼女は彼との夢であった工房を営んで、いつか帰るであろう彼を待ち続ける。


ボランティアでマッサージをしている病院で出会った声を失った患者…


その患者が待ち続けた彼だと気づかない彼女…


彼の顔を見たことが無い彼女は気づくハズもない。


彼は彼女のマッサージを受けながら、苦しい涙を流す。


名乗らずに彼女の前から姿を消すと決めた彼は、彼女の工房を訪ねる…


行き違った彼女は愛犬が執拗に吠えた患者こそ彼だと気づく。


彼だと気づくことが出来ず、彼を見失ってしまった彼女の無念の涙。


心の底から流す涙。


もう2人が会うことはないのか…


運命的な出会いをし、辛い思いをした2人にはどうか幸せになってほしい。


そう願わずにはいられない物語…


ことさら切なさや悲しみを声高に描くわけではなく、小さな幸せを願った彼と彼女の優しい愛の物語…


主演の2人が役にマッチしてて、素敵だったわン(^-^)v