待ちに待ったというか、とうとうと言うか、あの「踊る」にも終わりがやってきました。
結局、何年かぶりで復活した「踊る3」は、終幕を迎えるための伏線だったということなんだなぁ…
正直、こんなラストになるとは思ってもみなかった。
室井さんでも、青島君でもない人が幕引きのリードをし、室井さん達の理想にむけての障害を取り除いた…なんとも、皮肉な結果だった。
オリジナル・メンバーは、何一つ変わらず、この先も警察の中で生きていく。
途中参加のメンバーに重要ポイントを与え、彼らが捨て石になって、オリジナル・メンバーを守った形…
ホントに何とも皮肉(>。<)
「踊る」ならではの笑いを交えながら、今回はたった1つの事件を追っていく。
しかし、その事件の端緒になるのは、6年前の事件…
6年前のそこには、今回の犯人と交渉課の小池、まだ若い鳥飼の3人の姿が…
彼らには彼らなりのそれぞれの事情と思いがあり、彼らなりの「正義」を実行していく。
通常の捜査態勢では、ほとんど交流の見られなかった3人が、言葉も交わすことなく、6年前の現場に立つ姿は、全く「踊る」らしくない(^-^;)
だいたい、あんなシビアな現場の回想シーンって、今まで観たことない…
「踊る」という舞台を借りた別の物語…
ほとんどセリフの無い、犯人。
冷静に捜査本部を見つめる小池。
言葉巧みに警察幹部を動かす鳥飼。
この辺に普通にポイント置いたら、ハードボイルドって感じだ!!
ある意味、小栗旬ファンにはたまらない映画だなぁ(^_^;
悪役はポイント高いし!!
でも、「踊る」らしいのは…
「踊る3」で突如登場した若きエリート鳥飼は、明らかに青島君の「正義」に敵対する姿勢をみせていて、あのまま終わるのは、惜しいなぁという印象を持った。
かろうじて、正義の淵を歩いているような危うさ…まさに、ダースべーダー的な…!!
その鳥飼のダースべーダーへの道の原点をしっかり語って、なおかつ、青島君の思いが勝つというとこ…
やっぱ、「踊る」だなぁと(^_^;)
まぁ、基本「踊る」ですから、有り得ないこと満載で、ツッコミどこはい〜っぱいだけど、こんなもんじゃないかな?
普通に面白かった(^_-)
ただ、出演者が多くて、なおかつ事件も起きてるし、さらには回想部分もあって、消化不良なとこもあったけどね…
それはそうと…
今回の青島君の名ゼリフは何?
全く、引っかからなかったんですが…(>.<)
鳥飼君の「組織は紙の中…」は、「踊る2」の真矢みきさんがのたまった「事件は会議室で起きてるの」に近いナイスさがあったけど、青島君はなんか言った?
いやいや、ラストだと言うのに、鳥飼君中心で観てたので…(^-^;)
とりあえず、面白かったので、まだの方は劇場へ!!