今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ライフ・オブ・パイ


前評判が高いのに、地元では、とっても小さいスクリーンで上映された「ライフ・オブ・パイ


3D上映だからなのか、チケット完売してるにもかかわらず、前3列には誰も座っていない…


3D上映は小さいスクリーンでは前列は、その効果が発揮されないのかな…


まぁ、そんなワケだから、チケットは辛うじてゲット出来たという…


もう少し大きなスクリーンで上映してもらいたいもんだ(x_x)


で、本編の内容ですが…


最初、主人公の少年が「パイ」という愛称で呼ばれるようになるまでの導入部。


当時、動物園を経営していた父の決断で、家族は慣れ親しんだインドから、動物園の動物達と共に移住することになった。


ここまでの導入部がちょっと長いかなぁ(-_-;)


特に飽きるとかそんなことはないんだけど、多少、本編にもかかわるけれど、ほんと多少だから、もっと早いとこ漂流生活のお話に入っても良かったんじゃないかと…


全くの偶然で甲板に出ていたために、嵐に出会って遭難した船から救命ボートに乗り移ることが出来たパイ。


両親や兄、他の乗組員などは船と共に海に没してしまった。


救命ボートにはパイ1人。


しかし、そこには転落して足の骨を折って、身動きの出来ないシマウマ、シートの陰に隠れ、あわよくば、シマウマやパイに襲いかかろうとするハイエナ、そして、船から流されたバナナを浮き代わりにして、オランウータンがボートにたどり着く…


こうして始まったパイの漂流生活…


ところが、動物達は、互いの生き残りのために戦い、とうとうハイエナだけになる。そして、なんと、まさかの虎の登場。


広い広い大海原で漂うだけの救命ボート…自分1人ではとうに希望もかれていたことだろうに…


生きる希望を保ち続けられたのは、パイの生死を危うくさせた虎の存在だったのは、皮肉よねぇ…


海での漂流生活は単調だ。


これを映画として見続けさせるために、監督のアン・リーは、ものすごい映像を見せてくれる(^_^)v


美しい海の中で出会う魚、嵐…


鯨との遭遇のシーンは、あまりの美しさに驚かされた。息をのむ美しさって、こういうのをいうんだよね!!


その後の、嵐のシーンもその恐怖をまるで自分で体験してるかのような…


パイと虎との「戦い」も手に汗握る。


浮島の夜の美しさはまた素晴らしかった。


映像の美しさは、正直言うと3D じゃなくても、良いんじゃないかと…


最初は、3Dで現される奥行きをちゃんと感じてられたんだけど、段々、普通になってきちゃって…


3D効果はいずこにって…


ラストまで観て、「タイタニック」を思い出した。何故かというと、「タイタニック」のような「語り」の物語だからかな(^-^;)


素晴らしく美しい映像と少年の孤独な冒険…


特に夜の海の映像は印象的…


でも、1番印象に残ったのは、救命ボートのシートの中に息を殺して身を潜めていた虎が、突然飛び出してきて、ハイエナを襲うシーン…


あんまり、びっくりして「うわぁ〜」って、声をあげてしまった(^-^;


これから観る方は、是非とも大きなスクリーンで!!それだけは、絶対です(^_^)v


あの美しい映像は是非ともスクリーンで!!


信じがたいエピソード…あなたは信じられるか?


そんな映画だ。でも、こんなエピソードがあったらと思う、そんな映画でもある(^_^)v