今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

人生、ブラボー


映画はサービスデーを中心に鑑賞してる私にとって、銀座のシネスイッチはなかなか厳しい映画館(^_^;


観たいなぁと思う映画ばかりのラインナップながら、サービスデーが金曜日って…


そんなわけでどうしても観たい時は、前売り券のお世話になります。


今回もそのパターンで、鑑賞!!


まず、この「人生、ブラボー」という映画、実話なんだとか…(・_・;)


つまり、1人の男が生物学上500人以上の父親となったという…(・_・;)


そして、その子供達が自分の出自を知っているという…


日本じゃ考えられないそもそもの設定で、別な意味でも(笑)興味深い!!


家族と共に暮らすことが第一と考える父親の元、その精肉加工を営む父親の会社で、配達業務に従事する。


しかし、父親を助けている兄弟達に比べ、彼はまずやる気も感じられないし、なんだかお荷物な感じの毎日を送っている。


警察官の彼女もいるのに、やる気のない彼…


ところが、彼に大変な問題が発生し、怠惰な毎日が、ガラリと変わる。


つまり、生物学上の子供達が生物学上の父親に会いたいと訴訟を起こすのだ!!


ぐうたらの友達は、やはりぐうたらなんだけど、これがまた不思議と弁護士だというチャンスに恵まれ、彼は子供達の訴訟を受けることになる。


訴訟自体は当然の事ながら、良識の範囲で進められ、彼の匿名を守り、勝訴するのだが…


原告となった自分の「子供」にチラリと好奇心をくすぐられた彼は、子供達の「今」をそっと見に行くのだ。


この行がとても良い。彼は、見ず知らずの「大人」として、彼らにちょっとだけ手を差し伸べる。


ホントにちょっとだけ…でも、このちょっとが子供達には意外に大きな支えになったりする。


なにしろ、大人になりきれない主人公が不器用ながらも子供達に手を差し伸べる姿が暖かくて、とても良い(^_^)v


ところどころに笑いがあり、深刻な問題ながらもどこか楽しく彼らの姿を見られる。


たくさんの子供達と向き合う事を決意した彼は、自らも父親の愛情に支えられ、新しい一歩を踏み出す。


家族の愛情に包まれた本当に暖かい物語。


ラストは、笑いながら泣けてきた(^_^;


ホントに人生はブラボーだ(*'▽'*)