今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

卒業式(゜o゜;)


久方ぶりの「映画」でも「テレビ」でも「読書」でもない日記です(^-^;)


昨日、我が家の次男が高校を卒業しました。


私には子供が2人。2人とも男。


がさつで、何でもアバウトな私には、男の子の子育てが向いていると相方どころか、友人達にまで言われている。


その下の子が、とうとう高校生を終了した。


ホントに大変な3年間…


ホントは、心の根っこのところでは優しい思いを持ってるのに、妙にいきがって、上手く表現できない不器用な子供だった。


だから、小さい頃から誤解されることが多くて…


不器用さは、大人への対応の不味さも生んで、小賢しく立ち回る同級生に、むくむくと腹を立て、妙な正義感で立ち向かっていく…


だから、いつも最後は悪者になる。


人の評判は、怖い。


1度悪者にされると、何かあると必ず、最初にチェックされる。


こうして、がんじがらめになりながら、けして、言い訳をせず、飄々と高校生活を送った次男。


我が子ながら、その図太さには天晴れだ(^_^;



でも、どうしても、悔しくて、言葉にしても信じてもらえなくて、手が先に出たことがあった。


それが高校に入って間もなくのこと…


相手が教師だったから、その反抗的な態度と、注意した教師の手を払いのけたことが、いわゆる危険な行為と判断され、処分を受けた。


当の教師が、「恐怖を感じた」と訴えたのだそうだ。


こうして、次男は、学校や同級生達から「今年、最初に辞める生徒」と目されることになった。


ここから、母親の私は、とにかく彼を信じるしかないと心に決め、彼が、不承不承ながらも自ら語れるような問い掛けを心がけ、だからと言って、けして、彼の顔色を窺うような姑息な態度をとらず、毅然と接していこうと決めた。


高校は、卒業するに越したことは無いけれど、卑屈に、媚びへつらってまでしがみつくことはないと思ったし、彼の良さに気づいてくれる人がいるところなら、学校にこだわる必要はないと思い切るまでが、母親としては大変だった。


まわりでは、○○大学を受験する、××大学の推薦を受ける…などのやりとりが交わされていたけど、我が家は、ひたすら、彼が他人に迷惑をかけず、ヤケを起こさないことにばかり気を取られていた。


だから、無事2年に進級出来た時も、さらに3年に進級出来た時も、心から喜んで、ホッとしたことを思い出す。


だから、昨日の卒業式の後も、私と相方は、2人で「お祝い」の食事に出かけた。


息子の卒業祝いより、卒業式を迎えられた記念のお食事。


人の偏見の中で、学校生活を送ることは、精神的にも大変だったろう。そんな中で、息子自身も苦労したことだろうけど、見えない学校生活の心配をしながら、送り出してきた方だって、ツラかったぞ!!


だから、昨日は息子抜きで、ご苦労様のお食事だった。


日常の細かい反抗は多々あったようだし、没収されたものもずいぶん返還されてきた…(^-^;)


でも、楽しそうに卒業アルバムを見ている彼をみると、頑張り通して良かったなと思う。


やっと、学校から解放されると喜んでいたわりに、卒業後は、資格を取るために専門学校に通うんだそうだ。


なにしろ、不器用な子だから、またいろんなことで、現実的な問題と直面して、悩んだり、反抗したりするんだろうなぁ…


そろそろ彼の世界の全てに踏み込めない年齢になってきているし、親は、ただ見守るばかりだけれど、健康で、人様に迷惑をかけず、真っ直ぐに生きてもらいたいと思う。


専門学校の卒業式は、親がかりでは無いだろうし、そうなるとこの卒業式の意味は大きいな…


お疲れ…私(^_-)