今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ジャンゴ


いやぁ〜、久しぶりの更新です!!


春の勢いにやられ、花粉症のヒドい症状に悩まされ、なかなか外に行く気にならず、当然ながら、映画館もご無沙汰で…(^_^;


久しぶりに映画館に行き、観てきたのは「ジャンゴ」!!


クエンティン・タランティーノの監督作品はまともに観たのはパルプフィクションくらいかな…(^-^;


今回は、アカデミー賞脚本賞を受賞した時のタランティーノ監督のスピーチが感動的だったから、絶対観たいと…


既に地元では夕方からの上映で、ギリギリセーフって感じで観てきました!!


西部劇で、まぁ映画だから、有り得ない物語展開をみせるワケなんだけど、これが面白い!!


南北戦争直前のアメリカを舞台にしたお話は、当然ながら奴隷制度に端を発する非情な差別が横行している。


そんななか、賞金稼ぎの白人医師にお尋ね者の顔を知っているという理由だけで、奴隷商人の手から解放してもらい、衣食を与えられ、彼の賞金稼ぎの手伝いをし始めるジャンゴ。


ドイツ出身の医師は、アメリカ人の徹底した差別意識を持ち合わせてはおらず、ジャンゴを仕事の「相棒」として、対等に扱う。


これが、ジャンゴに希望と勇気を与え、彼に自分と同じように奴隷商人に売られた妻を見つけ、助け出すという「目的」を持たせる。


目的を持つ人間は強い。


こうして、ジャンゴは黒人ながら、当時は違法とされていた馬に跨がり、街から街へ賞金首を追い求めて旅をする。


彼の雇い主である白人医師は、彼のために様々な情報を集め、ついにジャンゴの妻のいる農場経営者の住む家にやってくる。


ここからは、西部劇ならではの銃撃戦が繰り広げられ、あまりにあっさりと人の命が奪われていく…


確かにこうした描写は多いから、単に「面白い」っていうと、首をひねる人がいるかもしれないけど(^-^;)


でも、ジャンゴの生き方やジャンゴと雇い主との友情とも思える絆、ジャンゴの妻の強い意思…


そして、復讐を成し遂げた爽快感。


この辺りは、良いなって!!


映画のなかでも何度か登場する奴隷の拘束具は、やはり気分の良いものではないな…


民族の歴史だから、やはり描いていかないといけないのだ…