今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ブルーノのしあわせガイド@銀座シネスイッチ


暖か〜い気持ちになる映画!!


生意気盛りで自信家の息子に現実を教えたくても、なかなか伝わらない。


そんな母親の気持ちは、私には痛いほどよく分かる。


だって、私にもそんな息子がいるから…(>.<)


そして、母親は「賭け」に出るんだよねぇ!!腹が据わってる。というか、結局、息子を信じてるんだよね…それがステキ(^_^)v


自分の留守中に近所のおっちゃんに息子を預けるのだ。普通ならおいそれと人様の子なんて預かりゃしない。なぜ、預かることになったかと言えば、少年の父親は自分だと告げられたから(゜o゜;)


焦る〜ぅ(^-^;)


いきなり、15才の子をあなたの子だと連れてこられたら、驚く…普通は驚くなんてもんじゃないなぁ…


でも、この父親は、慣れないながらも少年との生活をリードしていく。


イキガって、ヤバい連中とつながっていく息子になりたてホヤホヤの父親はどう接して良いか暗中模索って感じ。


だけど、いよいよヤバくなった時、父親に素直に頼って、厳しい状況をクリアしていく。その過程で、父親は少年が自分の息子であることを伝え、2人は親子としての繋がりを作っていく。


笑えて、ホロリとさせられる洒落たセンスの良い映画だと思う。


現実に照らし合わせたら、そんなこと絶対ないと思える起死回生の危機回避の奥の手(^_^;


多分そうだろうなぁと思った通りの奥の手に正直笑っちゃったけど、使い尽くされた手法とはいえ、この父親ならそういうこともありそうねって思えるから不思議(^^*)


あんまり期待してなかったんだけど、思わぬ快作で、楽しませてもらった。


生意気盛りで、何の根拠でそんなに自信があるのかよく分からない今時の青少年達に見せてやりたい映画の最有力(^_^)v


父親が一生懸命本当の父親になろうと努力してる姿は息子を変えていく。努力する事の大切さに気づく。そして、今までの不足を補うために落第も受け入れて、原点に返る。


2人の新しい生活が始まった時には、母親が帰ってきていた。ベランダに立つ母親の満足げな笑顔がこちらの心も嬉しくさせる。


良い映画でした。