今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

L.A. ギャングストーリー


劇場で予告編を観た瞬間、「コレ、観よう」って決めてた映画「L.A. ギャングストーリー」!!


今年のGWは、私的には映画三昧で、これが6本目!!


とにかく、1番観たかった映画なので、公開直後に観て参りました。


我が愛する街を守るため、立ち上がった警察官達。彼らには、ギャングに立ち向かう「理由」がある。


生まれてくる子供のためにL.A. を誇れる街にしたい。愛する女をギャングの呪縛から解放してやりたい。我が子にギャングとの戦いを恐れなかったと誇りたい。無惨に死んだ姪の無念を晴らしたい。


彼らの「理由」には、命をかけるに十分な意味がある。


彼らを理解する市警本部長の指令のもとで、彼らは立ち上がる。街を蹂躙する悪に対して、彼らは容赦なく攻撃を加えていく。


暴力に晒されてきた第一線の捜査官達は、自分の中に矛盾を抱えながらも卑怯な悪に対抗する手段を加速させていく。


しかし、息子に誇れる父親になりたかった通信傍受のプロである捜査官は、ギャングを一掃するために自分達も同じ手段を用いて対抗していることに迷いを感じ始める。


そこに悪はつけ込んでくる。ある意味、一番清廉で、一番街を守りたかった男が敵の手にかかり、命を落とす。


実は、ここが私的にポイント(-_-;)彼が命を落としたことが意外にあっさり描かれてしまって、みんなの思い迷った心を改めてギャングとの戦いに向かわせるきっかけになったはずの彼の死が、なんだか宙に浮いてしまったように思う。


息子への思いが強かった彼の死後、当の息子も登場するが、もう少しこの親子の関係を描いてあっても良かったんじゃないかと…


ギャングとの戦いに向かった男達のエピソードを全て描いたことで、かえって中途半端になってしまった印象がある。


だからと言って、この映画がダメと言うワケじゃなく、スタイリッシュで緊張感があって、青くさく感じるけれど、「正義」を貫く捜査員達の男気は心をギュッと掴まれる(^_^)v



だからこそ、それぞれのエピソードの部分をもう少し丁寧に描いてくれてたらッと思うのだ!!


上から目線で申し訳ありません(^_^;


敵役のショーン・ペンはもう言葉もありません。これから、彼はこういう役を大御所として数々こなしていくでしょう。圧倒的説得力を持って!!


この前、「ミルク」@WOWOWを見たばっかりだから、もう彼の凄さにはお手上げです(^-^;


警官達も良かった。


あの時代の独特の雰囲気がまた良かった。