今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ある会社員


以下、ネタバレありありです。ご注意ください(-_-;)







6月1日公開、ソ・ジソブ主演の新作「ある会社員」を初日2回目の上映を観に、丸の内ピカデリーへ!!


確か、去年もこの時期じゃなかったかな…ハン・ヒョジュちゃんと共演した「ただ君だけ」が公開されたのは…


私的には、圧倒的に今作の方をお勧めします(^_^)v


ちょうど、今現在WOWOWで「ファントム(本国での原題は[幽霊ユリョン])」が放送中で、スーツ姿のジソブ氏を堪能中なのですが、WOWOWの方は一分の隙もない完璧な仕事人間で、スーツの着こなしもパリッとしてる。


ところが、こちらのジソブ氏演じるヒョンドは、仕事自体は「ファントム」で見せる警察官以上に危険なお仕事なんだけど、通勤ラッシュの流れに呑み込まれた彼は、どこかお疲れ気味な普通のくたびれたサラリーマンにしか見えない。


「ある会社員」撮影直後に「ファントム」の撮影が始まったそうだけど、全く違う雰囲気を醸し出すジソブ氏には恐れ入る。


髪型もなんだかシャープさに欠ける(^-^;


そんな彼が毎日通うのは、とある金属加工会社の営業部…


金属加工が本職だから、武器製造はお手の物なのね(・_・;)それらの自社製品で遂行する業務は、殺人の請け負い!!


それも、チームで連携し、かなりハイレベルな組織的な殺人集団なのだ!!


上司の命令には、ただ従うのみのヒョンドだが、いつも完璧とはいかない。様々な状況に左右されて、予定通りにこなせなかった時、彼は上手く言葉を選ぶことが出来ない。


人とかかわらず、機械のように業務を遂行してるうちに、彼はコミュニケーションの取り方すら忘れてしまったかのようだ。


そこが、会社での彼の信用に繋がっている…皮肉なもんだ。


そんな彼が少しずつ変化していく。


正式な社員で無いにもかかわらず、そのセンスに惚れてスカウトした青年を上司の命令で手にかけなければならなくなった時…


彼の心にわずかに浮かんだ躊躇いが、その後、大きな歪みとなって彼をがんじがらめにしていく…


そうした人間的な悩みに初めて直面することになったヒョンドの戸惑い。長年の訓練で培われ、染み着いてしまった殺人者としてのカン。


心と体のバランスを崩し始めたヒョンドは、全てを終わりにして、夢を見ようとする。


切ないねぇ…許されないことと知りながら、でも、歩みを止められない…


孤独と緊張に縛られてきた彼が、初めて人間らしい感情に動かされて選んだ道は、それまでの彼の生活からは許されないものだった。


そして…


ラストまでのヒョンドは圧倒的なパワーを爆発させ、もうスクリーンから目が離せません。


高級車をぶっ飛ばすシーンなど、ジェイソン・ステイサムの「トランスポーター」のようだ(^_^;


愛する人を失った悲しみが、彼を暴走させる…目にもとまらぬアクション・シーンの連続。


ラストの締め方は好みが分かれるかも…私はあれで良かったけど(^_^)v


やっぱり、若者には夢と希望が必要だし、そのためにはまず生き抜くことが大前提だから!!


ソ・ジソブ氏、確かに良い役者だとは知ってますが、今まで見てきた彼のドラマと映画の中で、私はこれが1番(*^。^*)


まぁ、私のお好きなジャンルということもあるけどね(^_-)


やっぱ、映画はフよく分かんないァンタジーより、アクションだ!!


お勧めでござるよ〜(^_-)