今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

イノセント・ガーデン


6月1日、気合いのハシゴデーの2本目は、パク・チャヌク監督ハリウッド進出第1作「イノセント・ガーデン」!!


先日のシュワちゃん主演「ラストスタンド」を撮ったキム・ジウン監督と言い、ハリウッド進出第1作にして、このキャスティングって感じで…


ミア・ワシコウスカは、少女から大人の女性へ成長していく(そんな表現しか出来ない自分が悲しい…)過程を演じるには、まさに地のままで表現できるお年頃じゃないかと…


それをピンポイントでキャスティング出来るって、パク・チャヌクの名前も力があるってことね(^_-)


で、本編ですが…


大地にスックと立つ女の後ろ姿、風に揺れるスカート、何かを見下ろしている彼女の無表情…なんだ?って思ってる間に


映画はなんだか意味ありげなお葬式のシーンから始まります。


イライラと扇子であおぎながら、進行を待つ美しい女性は、この日見送られる男の妻。その横に座るのは、1人娘。


心ここにあらずの娘が遠く仰ぎ見た場所には見たこともない男が佇んでいる。


幻かと思う男の姿…


彼がこの母娘に何かをもたらすだろうことは、この登場シーンからも十分に理解出来る。


そして、ある意味期待通りに妖しい展開をみせる。


んふふふふ…


妙に納得しちゃうなぁ(^_^;


どこで撮っても、誰と撮っても、自分の色はしっかり残る。


少女が叔父と名乗る男と出会い、自分の中にあった狂気に気づく…


母親は事あるごとに、自分の亭主と娘が自分を蔑ろにして狩りに出かけたことを罵るのだが、これにも実は意味があったのじゃないかと感じる娘…


それが、少女の誤解なのか、どうか…父親が亡くなった今となっては確かめようもない…


「自分」に目覚めた彼女は、これからどうするのでしょう。怖いですねぇ〜(°°;)


っていうラストが、冒頭の1シーンだったのですねぇ…


ハリウッドはまた1人新たな才能を手に入れたワケですね(^_-)次回作が楽しみな楽しみな映画でした。


映画そのものの面白さもさることながら、次回作まで楽しみになっちゃう不思議な感触(^_^)v