主人公の女優さんは、「愛、アムール」で死んでいく老夫婦の娘役だった人だよね。
なんとか・ユペールさん(ごめんなさい、お名前が…)
フランス人の彼女が英語をペラペラと喋りながら、バカンスを過ごすのは風光明媚な韓国の静かな海岸、ハモン。あれっ、モハンだっけ?全く、記憶力減退(ToT)
でも、彼女は空想の中の女性なのだ(゜o゜;)
海岸近くのペンションを営む女性が、お仕事の合間に脚本を書いている。
主人公は、外国人女性、先にお仕事でやってきたフランス人の映画監督をイメージして、彼女は物語を書き始める。
最初に登場したのは、青い服のアンヌ。彼女は友人の韓国人映画監督夫妻とバカンスにやってくる。
次に登場するのは、赤い服のアンヌ。彼女は、某大企業の副社長の奥様。ダンナが海外に出張中に韓国人映画監督(さっきとは別人)との不倫旅行にやってくる。
そして、最後の黒い服のアンヌ。彼女はペンションの女性のおばあちゃんとお友達。お坊さんになにやら人生を占ってもらってるようだけど、いささか不満げ(^-^;)そして、散歩に出た浜辺で出会ったライフガードの男と…
このライフガードの男が、3つのお話全てに登場してくるのだが、彼のすっとぼけたキャラがたまらず魅力的。
片言というか、簡単な英語をまくし立て、自分のペースで話し、妙なハイテンションで辺りの空気が全く読めない(>.<)
最高にお茶目なアジョシ(^_-)
3編に共通するのは、意外に奔放なアンヌとアンヌに振り回される男達の滑稽さ(・_・;)
フランスの女性って奔放な人が多いの?たまたま観た何本かの映画に登場する女性が、たまたま数人の男と関係を持っていて、特に悪びれたふうもなく…
これはフランス人への偏見になっちゃうな…ダメダメ(x_x)あれはたまたまね…
都会ではない海の町。リゾートという洒落た雰囲気があるわけでもない…日本で言うと、ビーチじゃなくて、海水浴場での出会いの物語とでも言いましょうか。
なにしろ、海水浴場だから、そこで繰り広げられる男と女のやりとりも、まぁ、あんまり洗練はされてない。
そんな洗練されていないお話を書いてるのは、ペンションの女性ということなのよね。
でも、なんだか、面白い。
大きな事件がなくても、イケメンが出てこなくても、ちょっぴり笑えて、堅くなった心と体をほぐしてくれるようなユル〜い映画。
なんだか、観終わった後のほんわりした気分が不思議。
灯台は「ライトハウス」って言うんですよ!!この映画を観ると、覚えたくなくても、覚えてしまう単語です。
この「ライトハウス」を巡る、アンヌとライフガードのやり取りは、何度も繰り返されるのに、そのたびに面白いから、ホント不思議ね(^-^;)
私、ホン・サンス監督の映画は初めて観たのですが、いつもこんな不思議な映画を撮ってるのでしょうか(^_^;
面白かったわぁ〜(^_^)v
で…最後に、気になってたので、その部分だけ検索したら、3人目のアンヌは「緑」だったのね(^-^;)
黒地に緑の小さな模様の入ったワンピースだったけど…あれは濃い緑の地だったのかなぁ(^_^;
まぁ、い〜や(^-^;)
微妙に雰囲気の違うアンヌをお楽しみください!!
ライフガードとのやり取りは最高だから(^_^)v通じない言葉を無理矢理通じるように意思の疎通を図る…人間の面白さ!!