お盆休み前の貴重なレディースデー!!
滑り込みセーフで角川シネマ新宿へ!!
上映期間がギリギリでもあったけど、劇場到着もギリギリ(x_x)
予告編が始まっちゃってからの劇場到着は初体験(゜o゜;)もう、焦りましたよ!!
とりあえず、予告編様々です(^-^;
では、本編…
最近、かつての劇場映画を支えてきた往年のスターが高齢になったということもあるのか、高齢者が主人公という映画が増えてるような気がする。
そんな中でも、本作は秀作と言える素晴らしい映画なのでは!!
毛糸の帽子を被ってるおばあちゃんの楽しみは、車椅子で揺られながら、夫に送迎してもらって参加する公民館でのコーラス…
ほとんど生き甲斐になってる(^^*)
でも、頑固一徹のおじいちゃんは、おばあちゃんが楽しむことよりも、病気を治すことを第一に考えてる。
ある日、週に1度の仲間との集まりに出かけたおじいちゃん。
おばあちゃんのコーラスへの送迎は離れて暮らす息子に頼んだ…こんな時に限って、おばあちゃんが倒れたりする。
そして、おばあちゃんの体は、かつて経験したツラい化学療法さえも効き目がないところまできていることを告知される。
昔から、愛する息子に素直に向き合えなかったおじいちゃんは、おばあちゃんの死期が近いことを何の準備も無いままの息子に冷たく言い放つ。
おばあちゃんのコーラスへの執念と希望。息子との確執。そして、おばあちゃんの死。
おばあちゃんから託されたコーラスへの夢。
おじいちゃんは、固く閉ざしていた心の窓を少しずつ少しずつ開き、新たな仲間の中に足を踏み出す。
おじいちゃんの行きつ戻りつする葛藤の様子が、胸に来るのね。
連れ合いを生き別れではなくて、「死」という現実で亡くすというのは、どんな気持ちなんだろう。
まだまだ、若いつもりの私だって、これから何があるか分からない。
そして、老いた連れ合いの最期を看取るとはどんな覚悟がいるんだろう。
昨年、私の母がガンの告知を受け、今も闘病中だ。一昨々年は父がガンで入院した…
それぞれの時に、父と母はお互いの告知の時にどんな思いでいたのだろう。
映画を観ていて、そんなことを考えてしまった。
あの時、私にはもう少し何かが出来たんじゃないかと…
幸いにも、父も母も医者通いを止めることは出来ないが、まだ治療可能な闘いをしている。
この映画を観て、「今度」が来ることを改めて考えさせられた。
自分の身において感じるものがある映画はなんとも言えず、忘れがたいものになる。
実はこの映画、素晴らしいとは聞いていたけど、積極的に観たいとは思ってなかった。
でも、劇場で予告編を観て、おばあちゃんの意思を継いで、コーラスの舞台に立ったおじいちゃんが固まってしまった時に、孫娘が客席で叫ぶ「カモ〜ン」がホントに感動的だったから…だから、観たくなったのだ!!
このたった一言で、私は劇場に行ったの。映画って、ステキだよね(^_^)v
ホントに!!