今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

マン・オブ・スチール


お盆休み最後の映画鑑賞は「マン・オブ・スチール」!!


3D字幕版の試写会での鑑賞(^_^)v


これまでの「スーパーマン」映画は全く観ていない私。


子供の頃にテレビでチラッとクラーク・ケントが電話ボックスで、スーパーマンになって飛んでいくシーンを見た記憶があるくらい…


子供の頃の私にとって、アメコミってそんなに身近じゃなかったし、アメリカのアニメとして認識して見てたの(子供だから、外国製は全部アメリカ産と思ってた…)は、「チキチキマシーン」と「ポパイ」と「バットマン(アニメ)」くらい。


「スーパーマン」は「Dr.スランプ」に登場する「すっぱマン」の元ネだというくらいにしか考えてなかったので、全く興味なし(^-^;


だいたい、今回観てみたいなぁと思ったのは、クリストファー・ノーランのプロデュースで、監督がザック・スナイダーだと聞いたから…(^-^;)


見事、試写会に参加でき、劇場に行く前に鑑賞できて大喜び(^_-)しかも、3Dだし(^_^)v


さて、本編…


これもアプローチは、エピソード0的な物…


スパイダーマンバットマンのように人間が様々な道具と力を得て、悪と闘うのではなく、スーパーマンはまさしく「スーパー」な宇宙人が彼の能力を使って、悪と闘う。


今は滅亡してしまった宇宙のとある星に生を受け、他の人類との共存を託されて1人宇宙に放たれた赤ん坊…


彼を拾い、育てたのは穏やかで実直な農場経営をする夫婦。


このご両親が素晴らしい。ケビン・コスナーダイアン・レインは登場シーンも多くは無いし、セリフだって必要最小限の範囲だけれど、宇宙から来た赤ん坊の特異な能力を見極め、彼が人間として生きていけるように全ての愛情を傾け、命を懸けることも厭わない…


そうした強い思いを託されたクラーク少年は、父の教えを守り、人の目につかぬよう静かに暮らしながら、成長していく。


そして…


自分のルーツを知り、自分の生まれた星からの侵略者に地球を守る「人間」として、立ち向かっていく。


これまでの「スーパーマン」を全く観ていないことが良かったのか、私には大感激の映画だった。


一緒に観た相方曰く…「スーパーマンって、もっとシンプルなお話じゃなかったか」と。


最初っから、クラーク・ケントで、新聞記者で、電話ボックスで着替えて飛び出すっていうお話だったはずだと…


ふ〜ん…なるほどね…この度の映画は、新たに「新スーパーマン」を登場させるにあたり、もう1度、最初から物語を構築し直そうという立ち位置で作られてるみたいだから、往年のスーパーマンの活躍を頭に描いてた人にはちょっと「アレッ」と感がいっぱいかも(^-^;)


「スーパーマン」の胸の「S」をずっと頭文字の「S」だと思っていたけど、あれは「希望」を意味する宇宙の文字だった…と。


続編もありそうなラストの締め方…実際に、ザック・スナイダー監督で続編の製作が決定したらしいけど、新しい「スーパーマン」を確立しようという姿勢の映画だった。