ロサンゼルス市警のとある分署…そこは市警の管轄の中でも特に凶悪な犯罪の多発地域…
その街で、パトカーで巡回する制服警官達の日常を追った映画。
上昇志向の強い警官が自分たちの仕事の記録とて、カメラ撮影してる形になってる映像をそのままスクリーンに映し出す…
彼らの動きを捉えられた映像は激しく揺れてブレまくり、それがまた臨場感を増す。
そんな映像を見せつけられると、まるで本当の警察に密着したドキュメンタリーのような風合い…
街のギャング達の抗争や犯罪多発地域ならではの世間を揺るがす大事件が次々と起こる。
相棒と共に走る日常…
彼らの警察官としての使命感によって、街は守られているのだと実感する。
日常の他愛ない会話の中にも彼らの友情と信頼はしっかりと感じられる。
厳しい任務を課せられているけれど、どこか青春映画の匂いがする。
銃器を持ち、立ち向かっていくけれど、ただ振り回すギャング達とは違う。彼らには守るべきものがあり、根底に青臭く聞こえるけれど、正義感が強く強く流れてるんだよねぇ。
全編を貫く相棒への思いは、その映像にも2人のやり取りにも、そして音楽にも表れてるような気がする。
内容が内容だけに拒絶反応がある人はいるかも…
けして、スタイリッシュとかカッコいいとか言って片付けられる内容じゃないんだけど、シビレる映画なのは間違いなし!!
去年観た「そして友よ、静かに死ね」を思い出すヒリヒリとした感触を抱く映画!!
今年は観る映画、観る映画が「最高」と感じてしまうほど、良い映画に当たってるけど…もちろん一部例外はありますが…
これはホントに「最高」!!
なんとか、時間の都合つけて、観に行けて良かった(^_^)v
マイケル・ペーニャとジェイク・ギレンホールの相棒ぶりが最高!!
物語の決着がついた後…ラストに挿入される″あの日″のパトロール中の車内の2人のエピソードはもう文句ナシ(^_^)v
この監督さんの他の映画も観てみたい!!