試写会にて鑑賞…
まず、最初に正直に言えば、私がお金払ってまで観ようと思うジャンルの映画ではない!!
そう、全くない!!
でも、特に映画が好きなワケではなく、デートの一環で映画館に行くなら、ベストチョイス(^_^)v
様々な人たちがほんのちょっと東京駅に縁があって、ちょこっとホロッとする内容のオムニバス映画。
一応、それぞれにタイトルがあり、それぞれの場面が映し出される。
でも、その場面場面にもう少し繋がりがあっても良いのに、なんだかブチ切れのエピソードを時系列に従って並べただけみたいな映画。
それぞれの話には、共感を得られた人にはホロリとする時間を与えてくれるけど、ブチ切れの次のエピソードのおかげで余韻に浸る暇もない。
余韻に浸る暇も無いほど、スピード感があるワケじゃないのに(・・;)
いくつかあったエピソードの中でも、特に時間を割いてたのは東京と仙台での遠恋のエピソード。
東出昌大が棒読みのセリフで語るのは、わざと?
あぁいう演出なのかな…不器用さを表現するための。でも、私にはただの下手チンにしか見えなかった…
この話、遠恋エピソードの王道版で…
お互いの仕事が忙しくて、互いの意志疎通が出来なくて、男の方には魅力的な女性の先輩がいて、連絡する約束が守られなくなって、いちいち文句言うことも言われることも面倒くさくなって…
で、なにか季節的なイベントがあると、やっぱり貴方しかいない、アイツじゃないとダメだって思う。
あぁ、イライラする。
たまには、こういう2人が決定的に別れて、互いの道で前向きに進む力強い映画は無いのかっ(`_´)
このエピソードが無ければ、もう少し楽しめたかも…
玉木宏主演のエピソードは、なかなか面白かった。ラブコメディとして、このエピソードの方が楽しくて、前向き!!
倍賞智恵子さんのエピソードは、男女の違いを現してる。
男は結局、どんなに愛した人がいても、自分にかかる責任やしがらみで絡め取られる。
女の方が待ち続けられる…
49年も経ってから、真実の気持ちを伝えられたって、もうどうにもならないじゃん(▼皿▼)
バカなんじゃないの!!
男には親が決めた婚約者かいて、女は男を信じることしかできなくて、どうすることも出来ないしがらみを打ち破るために2人が選んだ道は、開通間もない新幹線で遠くに旅立つこと。
でも、男は現れなかった。
女は待ち続けたけれど、男はその後一切の連絡を絶ち、親の決めた道を進んだ。
今、見てる韓国ドラマ「相続者たち」が頭を過ぎった。結局、なんだかんだ言っても、財閥の息子であるキム・タンは身分違いのチャ・ウンサンを守りきれず、大人たちの包囲網を打ち破れずに、自分に言い訳を重ねていくのかな…と。
財閥の息子に一目惚れされるほどの自分を確立してるウンサンは、全てを飲み込んで、1人で生きていくことになったら、このエピソードと同じじゃん!!
映画観ながら、他のドラマのエピソードと重ね合わせて、そっちのまだ分からない結末にドキドキしてしまうアホな私。
時任三郎のエピソードは、確かに胸にくるエピソードだけど、結局、子供を使って泣かせるような仕組み…
もう、ホントになんで、子供の涙で強引に結末を付けるのか…ズルいんじゃない?
と…
とにかく、腹の立つエピソードと腹の立つ画き方ばかり…
唯一、玉木宏のエピソードは救い…
そのエピソードに関連して画かれる孤児院のエピソードはこれまた既視感のあるお話で残念だったけど、もう少し丁寧にこの2つのエピソード練り込んで、それで1本にしたなら、私的にはもう少し楽しめたかも(^^*)
久しぶりに、観て後悔した映画。
内容云々じゃなくて、自分の好みに全く合致しなくて、とても長く感じたという意味で。
こういうのが好きな人には十分楽しめると思う。一応、豪華キャストだし…
試写会だと自分の好みという選択肢が無いから、たまにこういうこともあるね。
自分の選択肢に無くても、儲けものみたいな映画に出会うこともあるけど、予想通りに後悔する映画は珍しい(^-^;)
けして、映画が悪いんじゃなくて、私の方に問題があります。こういうのダメっていう問題(^-^;