試写会にて鑑賞
どこかの劇場で予告編は観たんだな…
基本的にラブストーリーと青春映画は苦手路線なので、予告編を観て、よっぽど納得できるシーンが無いと観にはいかない。
でも、この映画はちょっと興味が…
そしたら、ラッキーにも試写会に行けることに!!
「壁の花」として、誰の目にも触れない、誰の関心も呼ばない、そんな存在の少年が、高校に入学し、それまでの交友関係とは全く違う先輩たちの中で、「自分」を見つけていく…
好きな子に好きと言えず、成り行きでデキちゃった子とつきあってしまう主人公。
でも、結局、傷つけて、落ち込んで、自分の病気に悩まされ…
それに、彼にはもっと大きな問題が…
中学時代に入院したのもそのせいで、家族全員が彼の病気を敏感に感じ取ってる。
優しかった叔母さんの突然の死にまつわる妄想、幻覚が彼を悩ませていた。
そして、先に卒業していく友人たちを見送ることになった頃、また振り出しに戻ってしまう彼の不安が芽生え始めた頃…再び、幻覚を見て、全てを思い出す。
小さな頃、彼が心に負った傷がはっきりとし、彼自身がそれを受け入れ、再生への道を歩き出す。
この辺り…
心に負った傷は消すことが出来ないと担当医に言われた彼は、それでも未来は変えられるという担当医の言葉に希望を見出し、新たな日々に向かっていく決意をする。
爽やかだ!!
彼の心の痛みは察するにあまりある。それでも、彼は前を向ける。壁から引っ張り出してくれたちょっと風変わりな友人たちのおかげで…
その風変わりな友人たちも、みなそれぞれに悩みや痛みを抱えていて、見えない未来を手探りで進んでいってる。
大人が観ても、明日への応援映画になってる(^_^)v
途中、主人公チャーリーが片思いのサムと2人きりで向かい合う場面。
「ファーストキスは愛してる人としなくっちゃ」というサムの言葉。自然と顔を近づける2人。
オバサンは、高校生にしたら、そのファーストキスはやばいんじゃねって、思ったけど、でも、ステキだった!!
いい気持ちで試写室をあとに出来た。
そして、私もトラックの荷台で大きく手を広げたいと切に切に思った(^^*)
あのトンネルから抜けたところのハイウェイの風景が、あの道路表示板の感じが、うちの近所の高速の出口に似てるの。
ちょっとカーブしていく先に表示板が重なっていく、あの風景が!!
良い後味の映画。頑張れ、若者!(^^)!