今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ハンナ・アーレント


公開直後の岩波ホールで10年ぶりに満席スタートをきったとニュースになった「ハンナ・アーレント


まず、満席の岩波ホールほど環境の悪い映画館は無いわけで…


当然ながら、しばらく経ってから観れば良いと…


たぶん、3週目に入ってたんじゃないかと。にもかかわらず、満席で鑑賞(゜o゜;)


え〜って!!


で、本編ですが…


いわゆるナチの残党の裁判の話で、その裁判を傍聴したハンナが記事を書き、それがナチに苦しめられたユダヤ人社会から反目されるという…


ハンナもユダヤ系でありながら、いわゆる戦犯個人でなく、その彼らを縛り付けた「悪」についてのみ言及したので、彼女の真意について、理解の及ばない人々からは非難の対象になったという…


まぁ、自分の信念に基づいて、堂々と生きた女性のお話ってことで。


実話を元にした映画が最近多いけれど、嘘みたいな現実を画くのならともかく、1人の言論について語るから、映画の中に様々なエピソードはあっても、それらに振り回されることはなく、結局は硬派な映画になってる。


史実やハンナを取り巻くエピソードを知っているならまだしも、さわりしかカジってないとちょっと追いつかない…


私はまさに追いつかない人で、正直、あんまり楽しめなかったなぁ(;^_^A


ラストシーンのハンナの講義場面。自分の信念を語る場面なので、ここは迫力もあったけど…


後は淡々と見続けた感じで…


多分、史実を知り、ハンナの言動が引き起こした問題を知っていたのなら、もっと違う受け止め方が出来たのだろうなぁ


そこが、問題…というより、残念(ToT)


岩波ホール、次回は「少女は自転車に乗って」!!既に前売り券、ゲット済み〜(^_^)v


これから、行かれる方は是非お勉強してから、お出かけ下さい。