今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

韓国ドラマ「相続者たち…」その2


さて、ステキなアメリカでの導入部が終了し、お話の舞台は韓国へ…


帰ってこないハズのタンの帰国で、キム家もウンサンも大きくその運命の波動が動き出す。


ウンサンが身を寄せた母の職場の邸宅は、なんとタンの実家(゜o゜;)


よくあるパターンなんだけど、こうでもしないとアメリカで会った2人が韓国で再会するのは難しいじゃん。だから、強引な設定だけど、許しちゃおう!!!


家族の迷惑にならぬよう目立たないように生活しろと言われたウンサン。影のような生活ぶりで、いくら広い家とはいえ、同じ家に居ながら、タンとは出会わずに静かに暮らしていた。


タンの母親(この実母の立場がまた不遇というか、後々この母親の問題がタンを苦しめる…)から、家政婦の娘も一緒に暮らしていると聞き、しかも、名前が「チャ・ウンサン」


キッチンでウンサンを見つけながらも声をかけられないタン。


自分が、ウンサンが憎む帝国グループの会長の息子であるということ。そして、ウンサンがその家で家政婦をしているアジュマの娘であるということ。


なんの背景もなく、出会ったアメリカでの2人の関係とは違い、韓国での2人は別世界に住む人間なのだ。


タンは正直な子だから、ウンサンへの真っ直ぐな気持ちに偽りは無いだろうし、立場の違いなど越えられるものだと思っているに違いない。けれど、ウンサンは?


少なくとも、見つけながらも声をかけなかったのは、タンの優しさだと。


そして、タンはウンサンとの距離を縮めることから始める。


自分の居場所を敢えて伝えず、ウンサンとの出会いを重ねていく。


そして…








巨大な財閥グループの総帥の座を多くの親戚、兄弟との戦いを勝ち抜くことで手にしたタンの父親は、秘書からの報告で、タンと住み込みの家政婦の娘ウンサンが繋がりを持っていたことを知る。


冷酷な戦いを征して、現在の地位を得た彼が、そんな2人を黙って見逃すはずは無い。


タンはあくまでも自分の用意したレールの上でこそ成功すると思ってる訳よ。


そんな悪辣アボジの策略とは知らずに、帝国グループが経営する帝国高校へ奨学生として編入することになったウンサン。


時を同じくして、ウンサンに自分の居場所を伝えるタン。


アメリカで終わったはずの「真夏の夜の夢」は韓国でその続きが動き出す。


既に季節は変わり、秋の風が吹く中で、その夢はどんな意味を持っていくのか…











見た目は穏やかそうな顔つきのタンのアボジ


ユ・ラヘルという頭の悪い女だけでは足らないのか、財閥としての立場を守るためには、人の感情などとるに足らないと考える鬼アボジを登場させる。


人を恫喝することにはなにより長けているアボジ


こんなこと言ってるけど、実は…って、ずっと期待してたけど、最後まで鬼アボジだった。


あれほど、辛辣に罵ったウンサンに最後の局面で初めて笑顔を見せるアボジ。結局、ウンサンに負けたんだ。泣く子には勝てない…と言うだけではない、ウンサンの覚悟に負けたんだ。(これは最終話のことだから、のちのち…)










アボジの思惑もなんのその、タンはウンサンが同じ家に暮らし、同じ学校に通うことを1人喜んでいる。


だから、婚約者そっちのけ(婚約者に下手に夢を持たせたら、自分の首を絞めてしまうことが分かってるから、タンは最初から婚約者に対しては冷淡だ…)で、ウンサンに関わっていく。


当然、婚約者が同級生にいることもみな知っている。にもかかわらず、同時に転校してきたウンサンばかりにかかわるタンの様子で、タンとウンサンの噂があがる。


婚約者という特権をないがしろにされたラヘルは強烈な嫌がらせを始める。


そして、中学時代にタンとの間に禍根を残したチェ・ ヨンドが、タンとタンが特別に接しているウンサンに攻撃を開始する。


いわゆる「いじめ」…


でも、この2人の「いじめ」が、小学生が好きな子をやたらとかまう行動の延長線上にあり、いくら高校生の設定でも、仮にも財閥グループの相続者という立場にある子供がこんな行動をするかと納得いかない。


お子ちゃまのクセに、その「いじめ」の陰湿さは目を背けたくなる。


こんな行動、ドラマでだって見たくない。


その胸くそ悪いいじめを始める彼らはどんな思いであんなシーンを撮影してたのか…


途中、なぜそこまでこだわるのか、自分の心の内の思いに気づくチェ・ヨンドはまだ救いようがあるが、ラヘルは?


結局、最後まで母親に人生を蹂躙されたことに恨み節を発する程度で…


ホント、不愉快な登場人物だった。不愉快さも極めてれば、また別の話なんだが…演じるキム・ジウォンさんが大根だからなのか…演技が一本調子で表情に乏しい彼女はラヘルの苦しさを表現できてない。


そういう演出なのかと思ったくらい。


アイドル歌手も主要登場人物に多く登場しているこのドラマにあって、彼らより下手チンって、どうなの…(´`:)


まぁ、い〜や…


とりあえず、不愉快だからパス!!!










こうした不愉快な対応が横行する学校生活は当然、ウンサンを苦しめる。


そんなウンサンを守るためにひたすら並んで歩こうとするタン。


でも、このタンの行動は結局ウンサンを苦しめることにしかならない。


何度も何度も、タンとの違いを訴えるウンサンに対して、一歩も引かないタンの行動はある意味独り善がりに映る。


でも、複雑な家庭環境の中で、愛でなく打算で育てられた子供に、本当に愛する者への接し方など理解できるはずもない…


タンは自分の決意だけで突っ走っていく。


そして、どんどん追いつめられていくウンサン…


こうして、ある出来事をきっかけに2人の関係は微妙に変化していく。