今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ネイビーシールズ:チームSIX


こういうミリタリー映画、大好きなので早速観てきました!!


なんと、パンフレットは製作されていないのだとか…


ミニシアター系の映画には良くあるよね…でも、この映画はビンラディン殺害作戦を描いたものなので、パンフレット欲しかったな…


ビンラディン殺害作戦…


当然ながら「ゼロ・ダーク・サーティ」が思い浮かぶけれども、あちらは作戦指令を発する側の視点から描かれており、突入現場に実際に出向く実行部隊側の視点で描かれているこちらの映画とはある意味全くの別物。


あちらも緊張感が張り詰めてるような映画だったけど、こちらも同様。


どちらかと言えば、ドキュメンタリーのような味わい。


いくつか映画評を見たけれど、突入シーンの迫力に欠ける…「ゼロ・ダーク…」の方が上という意見が多かった。


私の勝手な意見だけど……「ゼロ・ダーク…」は遠く離れた作戦司令室からの視点だから、突入シーンも第三者の目線で描けるけれど、こちらはあくまでも現場の兵士の目線で描いているので、全体的な映像ではなくて、各個人の動きや彼らの目に触れたものしか映されない…そこが迫力不足に見えたんじゃないのかなぁ…


そう言う点も含め、私はこっちの方が好きだな(*^^)v


とにかく、最初から最後まで緊張感が途切れることがない。オープニングのタイトルロールなんて、なんて洗練されてるのかと思っちゃったもん(^_-)


そして、「ゼロ・ダーク…」を観た時にどこかで抜け落ちたのか、作戦の実行のために事前に周辺を捜索していたCIAの人、途中からいなくなっちゃった…あの人たち、どうしたんだろ〜って。


今度、WOWOWで放送したら、その辺真剣に見直そうと思ってたんだけど…


この映画では、そうした協力者達のその後についてもラストでしっかりと伝えていた。


彼らは作戦実行者と同じ扱いをされ、米軍の庇護が無いために、パキスタン当局に逮捕されたのだ。


え〜〜〜(°°;)


作戦を出すだけの文官は作戦が成功すれば、それで終わり…


でも、実行部隊はそうはいかない。


現場で不測の事態に陥れば、事前に身元の分かるものを一切持たない彼らは「身元不明」として扱われ、誰の庇護も受けられない。


「ゼロ・ダーク…」は文官側からの視点に立った話だったから、現場の事まで盛り込まれたら、彼らに不利になることがたくさんあって、そこまで切り込めなかったんじゃないの?って、勘ぐりたくなる。


結局、文官達にとっては、作戦成功で全て終わってるわけだけど、現場の人間たちにしたら、逮捕された調査員もいて、まだ、その後の結果が出ていないようだし、まだまだ戦闘中なんだよね。


作戦成功でドラマチックに締めないとこにこの映画の真骨頂がある気がする。


新年早々、考えさせられる映画を観れて、良かった!!