シルベスタ・スタローンとアーノルドシュワルツネッガーとが、ガチで共演を果たした映画だ。
ある年代、「ロッキー」と「ランボー」で育った世代にはまさに夢のような映画なんだろうなぁ…
「エクスペンダブルズ」とは違って、マジで2人のシーンばかりだから…
私はスタローンが昔から苦手なので、「ロッキー」なんて1度として見てないけど(;^_^A
刑務所のセキュリティ・システムの設計・管理をする会社で、実際に設計している技師であるスタローン。
設計技師のわりにその屈強そうな肉体はなんなのかとツッコミたくなるが、そこにはちゃんとした(笑)理由がある。
彼は、各地の刑務所に罪人として収監され、警備上の盲点をついて脱獄してみせる。
そのための鍛えられた肉体なのだ。
そうやって、実際に脱獄してみせることで、刑務所に新しい管理利システムを売り込むのが仕事。
まぁ、よく考えたなぁと思うスタローンの立ち位置。
そして、W主演のはずなのに、なかなか登場しないシュワちゃん(^◇^;)
彼は、次にスタローンが送り込まれた刑務所に収監されている!!
突然襲われて収監されたスタローンは、そこがどこにある刑務所か分からない…
ひょんなことで知り合った2人は刑務所の場所を確かめるためにタッグを組む。
さぁて、この難攻不落の刑務所はどこにあるのだ…と、本来ならハラハラする攻防が始まるハズなんだけど、ハラハラしない。
だって、予告編をテレビやネットで見たことある人、いや公開直前からバンバンテレビに流れる予告CMを見てる人なら、み〜んな知ってる!!
そこは船の中で、海の上!!
こんなネタばらしはダメだよねぇ(゜o゜;)
「ここはどこなんだ?」って、映画の中の人たちが必死になってるのに、観てる側は「海の上だってばぁ〜」ってツッコメる(;^_^A
まぁ、2人の主演映画ということで、このくらいのツッコミどころがあるのは当然ながら期待してたんだけどね(^-^;)
で…
2人とも意外に良いとこの人で、今更悪役は出来ないし、上手いとこにまとめたなって、印象。
ただ、なんか違和感あって…
道は空いてるのにトロトロ走る帰りのバスの中で、違和感の正体にふと思い至る。
一級のアクション映画になぜ違和感を抱くのか…それは、スピード感の無さ!!
スピード感を演出するテンポがね…タタタタ〜ン、ダダダダ〜ンってなるべきテンポが、タンタンタン、ダンダンダンって(^-^;)
観てる側が息つく暇も無いって感じるアクションではなく、妙に落ち着いたテンポ(^◇^;)
あははははは
往年の名プレイヤーの揃い踏みに感動するのがこの映画の最大のポイント!!
そういうことで様々ツッコミどころ満載ながら、立ち見が出るほど(地元の映画館は未だに自由席制なのだ!!)の大盛況の観客は多分みんな満足して劇場を後にしたのではないか!!
そういう映画なんだから!!
ご意見無用の(*^^)v