「灼熱の魂」「プリズナーズ」のドゥニヴィルヌーブ監督の新作と言われては、観ないわけにいきません〓
正直、両作品ともにサスペンスっぽい雰囲気を漂わせてるので、謎が解けちゃった時の喪失感というか、がっかり感がハンパなく、「灼熱の魂」に関しては映画自体の印象も悪くなってしまってた。
ところが、「プリズナーズ」に関しては、そんな興醒め感に打ち勝つほどの好印象。
どこが違ったのかと言えば、この人の存在だと思ってる…ジェイク・ギレンホール〓
そのジェイク・ギレンホールが主演した本作。
当然ながら、期待大で劇場へヽ(*^^*)ノ
あらすじに関しては全く事前情報ナシで臨んだけれど、ネタバレ無しのレビューでは「大傑作」と言う意見と「1度だけではよく分からない」と言う意見とが拮抗してるのは知っていた。
観る人によって、大きく印象の違う本作。さて、私は?
私は大満足o(^o^)o
確かに意味不明なショットが突然差し込まれるので、ハッ?ってなったけど(笑)
意味不明なショットは基本的に「クモ」が主役なので、おそらく、監督さんは何かしらの象徴として足の長い黒いクモを登場させたんだろうけど、そっちに気を取られると話の大筋が分からなくなる(汗)
そのクモを観た時、厳密に言うと、街のビルの間をゆっくりと歩く(歩くという表現が正しいのか、甚だ疑問…笑)ビルの背丈ほどある超大型クモを観た時、奥原浩志監督の「黒四角」に登場する黒い四角い物(畳1畳分よりちょっと大きな黒い板…)が空を飛んでるシーンを思い出した。
こういう「象徴」のような描写は、受け入れられるかどうか微妙だよね?
私は気にならなかったけど(笑)なにしろ、分かってないから、気になりようもない(^_^;)
主人公と複製された男。
どちらが真実でどちらが幻なのか…
それについては観客に委ねてもらってるみたいなので、私は私なりに、こういうことだろうと勝手に理解しました。
丁寧な伏線をいっぱい張って、ラストまでに見事に回収する力はなかなか〓
思いの外楽しめて、いろいろとストーリー展開について考えさせらる頭の体操的な映画だった〓
面白いので、ぜひ(((o(*゚▽゚*)o)))