本当にお久しぶりのヒューマントラストシネマ渋谷。
確か「キサラギ」以来…
驚くねぇΣ(゚д゚lll)
で、なぜそんなに久々の劇場に足を運んだかといいますと…8月から始まってる「容赦なき韓国映画」というテーマ上映で、観たい映画が次々公開されるからなのだ‼
私としては初参戦が本作。他にも観たいのあるんだけど…
ハ・ジョンウssi主演だから、まずハズレは無いと思うので、安心して観られますねぇ。韓国の俳優さん、ハズレの無い人が多いです(汗)
ハ・ジョンウが演じるのは収賄容疑をかけられたニュースキャスター。看板番組のキャスターからラジオ番組に左遷され、なんとしてもキャスターの座に返り咲きたい男。
そんな彼のところに電話をかけてきた聴取者。
自分の言い分を伝えるために橋を爆破するその男ははたして誰なのか。
本当の目的はなんなのか。
ラジオ放送だけでは伝えられない現実。そして、テレビ・キャスターに返り咲くチャンスとなるハズの大スクープに浮かれて、彼はラジオのスタッフを締め出し、犯人との交渉をオンエアする。
そこで次々と明らかになる事実。爆弾をちらつかせ、大統領から謝罪を引き出そうとする犯人。その犯人をかえって逆上させてしまい命を落とす警察官僚。
様々なことがカメラの前で起こり、関係する人々が次から次へと入れ替わっていく。
途中、爆破が起きる度に中断する人々のやり取り。放送はどうなってるのだろう?
そう言った疑問にこの映画は、答えてもくれない。それを良しとするかしないかで、この映画の印象は相当変わってくるんじゃないだろうか。
私は、気にはなったけど、話の展開考えたら、余計かなと思ったので、見せられたシーンだけをそのまま繋げていったけど。
結局は視聴率という上司に再び裏切られ、混乱の隙に不正の証拠を消そうとする官僚にハメられ、キャスターは再び失意の底に突き落とされる。
結局、強大な権力の下では、1人の人間の告発など簡単にひねり潰されてしまう。そんなことのために命を失うな。
生きて、なんとしても生きて、潰されてしまわないだけの武器を持て。
犯人の武器は、キャスターの存在と爆弾。
しかし、それすらも太刀打ち出来ない世界があるのだ。
セウォル号の沈没事故の時の韓国政府の対応が思い出される。
きちんと向き合わない人たちが取り仕切る社会がいかに住みにくいものなのか。
形を変えて、示しているように思う。
いろいろ、おやっ?って思うとこはあったけど、全編通して緊張感ある映画だった。
大統領はどんなことがあっても謝らない‼一般人と大統領の謝罪は、その価値も意味も違うのだと言っている。そんなことあるかぁ〜い‼
安定のハ・ジョンウ。どうぞ劇場で‼