今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ローマの教室で 我らの佳き日々


岩波ホールにて鑑賞。


日曜日の日中だから、気合い入れて行ったら、アレってほど空いてました(汗)


今はこういう教育現場の日常を淡々と追う映画は流行らないのかしら?


舞台はローマ。とある高校のとあるクラス。そのクラスを受け持つ若い国語の補助教員とそろそろ引退も間近な美術史の教員、さらにはその監督者である女性校長が物語の主人公。


それぞれが、それぞれの思いを抱えながら、教壇に立つ。時には、世代の違う生徒たちが何を考えているのか分からず、悩んだり、空回りしたり…


ローマ版モンスター・ペアレントも登場し、どこの国も教師は大変な仕事なんだなぁと…


時には意思の疎通が出来なくて、誤解したまま子供を突き放してしまったり、自分の意思に反して手を差し伸べてしまったり…


葛藤する教師たちの「佳き日々」


そして、思春期を迎え、親や教師など大人に反発したり、家庭環境の変化で孤立したりする生徒たちにとっても、この教室は大切な場所だ。


大人になって、1人世間に旅立つまでの準備期間を過ごす場所。


きっと、振り返った時、「佳き日々」だったと痛感するんだろうなぁ。


学園物というと日本では「金八先生」のイメージが強くて、説教くさい話ばかりだけど、そういう感じじゃなくて良かった(笑)


また、少しくだけた学園物だと、妙に現実離れした仲間由紀恵の先生みたいなのが登場しちゃうし…(笑)


淡々と今のローマの「教室」の日常を描いて、そこで悩みながらも奮闘する教師と生徒の関わりを見せてくれる。


ただし、先生って大変なのね…とは思ったけど、だから、感動したかと言えば、微妙(汗)


正直、何が言いたいのか、よく分からなかった╮(╯-╰")╭


こういう映画を深いところで読み取れるほど人間が出来てない私(・_・;)


岩波ホールの映画は、ほんと難しい。