今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

レクイエム 最後の銃弾


試写会にて鑑賞。


コリドー通りに試写室があるなんて‼


急遽開催されたらしく、ほんとに少人数の試写会。


先週、シネマートで予告編観て、絶対観たいと思ってた映画だから、気合い入れすぎて、物凄く早く行ってしまった(汗)


時間潰すの大変だったけど、コリドー通りの探検も出来たしv(*'-^*)-☆ ok!!


では、感想。


もうど真ん中の香港ノワールです‼‼
おそらく、好きな人は絶対好き‼話が読めちゃうとか、目新しさが無いとか、そんなの関係ない‼


「ザ・王道」の男のストーリー。


痺れる香港ノワールって、誰が作っても、誰が出演しても、関係なく同じ興奮を与えてくれる。


これは何だろう。


韓国映画にも似たようなところがある。その国の文化や作り手たちの視点が独特なのかな。


ひと括りに「香港ノワール」って言っちゃって悪いけど、ホントそこが凄いなって‼


韓国もいわゆる「韓流ノワール」って言われてる作品はどれもが底辺に同じものが流れてる感じするもんね。


好きな人にはたまらない映画です(笑)


香港映画で134分の2時間超えは珍しいでしょ?そこもちょっと興味が湧きます。


基本的に映画の尺は90分って思ってるので、せいぜい100分程度が多い香港映画にあって、30分近くの時間がどう使われてるのか…


幼なじみ3人。10代の頃からずっと一緒に生きてきて、警官という同じ道を選んだ。


しかし、警察で彼らが歩んだのは三者三様の道。


1人は出世街道、1人は潜入捜査官、そして、もう1人は普通の現場の警官。


立場の違いが、その後の捜査に大きな影響を与え、いつしか、3人は戻るに戻れない道を進むことになる。


身重の妻から別れを切り出された男が、追い詰められてかけたたった1本の電話。


その電話が彼らの運命をひっくり返す。


ここからは荒唐無稽というか、とんでもない麻薬組織の反撃が‼


究極の選択を迫られた彼ら。それによって1人は死に、1人は左遷される。名誉回復された1人も妻から拒絶され孤独に生きる道を…


この辺りをわりと丹念に描いてるので、長いのね。物語的には、ここまででもまだ前段階だから…(笑)


そして、ここから5年後…


5年間追い続けた麻薬王が再び動き始めたその時、事件現場で死んだはずの男を見かけて追いかける2人の警官。


仇のはずの麻薬王の下で働いていたかつての仲間は、なぜ自分なのかと問いただす。なぜ、自分が死ななければならなかったのかと…


互いの思いをさらけ出し、初めて心の重りを吐き出す2人の警官。


ここからは何物にも揺るがせられない男たちの熱い友情物語になっていく。


これを冷静に観られちゃう人はいないでしょ‼機関銃に対して、一発必中の拳銃で応戦する警官たち。


互いの将来や立場を見据え、戦っていく男たち。今回は妻や家族の登場もあって、また1つ違った味わいもあったけど…


香港ノワールと言えば、登場人物は男ばっかなんだけどね。


今回は、母や妻、娘…


女性が彼らの選択に大きな影響を与えて行く。


ただ、あくまでも好きな人は好きっていう映画なので、万人が涙するワケでもない(笑)


韓国ドラマ並みに男の涙が見られます‼


そうなのよ。韓国映画は男が泣くシーンってさほど気にならないレベルだけど、韓国ドラマはよく泣くのよね。


香港映画もよく泣くよね。湿り気の多いノワール…そこがまた良いのだ。


何度も言うけど、好きな人は好き(*´ω`*)っていう映画です‼‼