今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

猿の惑星 新世紀ライジング


久しぶりに有楽町・TOHOシネマズ日劇にて鑑賞。


日曜の初回のせいか、500人以上入るスクリーン3もスカスカ(汗)


朝のチケット窓口は、「るろう…」と「柘榴坂」を上映するピカデリー側に長蛇の列Σ(゚д゚;)あっち側に長い列が出来てるのを初めて見た(^。^;)


そんなのんきな休日の朝、猿さんたちの言い分を観てきました(笑)


前作、シーザーが研究所の檻を抜け出し、金門橋の先の森に自分たちの生きる場所を求めて旅立ってから10年後のお話。


前作のラストで、猿に端を発した病気(猿インフルエンザと言うらしい…)によって人々に死の恐怖が蔓延していく未来を想像させて終わったけれど、まさしくその病気が人類を脅かし、多くの人が死に、町は滅び、その景色は全く変わってしまっていた。


生まれながらに猿インフルエンザの免疫を持っていた人々だけが生き残り。


外界から身を守るため肩を寄せ合い暮らしていた。しかし、全てが無くなった社会で、電気を使えるようになり、最低限度の生活を保っていたのだが…


とうとう、燃料も底をつくのが目前に迫り、人間は猿のテリトリーにあるダムに目を付ける。


そのダムさえ、稼働できたなら…


人間側の代表者の1人、マーカスは恋人と息子、そして、ダムの場所がわかるという男たちを連れて、森にやってくる。


猿インフルエンザで家族や親しい人を亡くした人にとって、猿たちは恐怖の対象でしかない。


猿にとっても、自分たちを実験の材料にして、迫害した人間は恐怖の対象であり、恨みを持っている。


そんな彼らが共存できるのか…


マーカスと猿のリーダーであるシーザーがお互いに信頼し、歩み寄ろうとする。


まぁ、そう簡単に行く訳はないので、いろいろと紆余曲折あるのだ。


でも、最後は互を信じなければ道は開けないのだと…


でも、そこに行き着いた時、もう既に時は遅く、シーザーは自覚する「人間はもう我々を許さないだろう」と。


ほんの一部の反乱分子が招いた結果であろうと猿たちは自分たちの責任として引き受け、襲い来るはずの人間と戦う決意をする。この件、多くの猿のリーダーとして君臨するシーザーのあまりの潔さに恥ずかしくなる人も多いのでは?特にリーダーという立場にある人‼


なんとまぁ、堂々とした男気溢れるシーザーの振る舞い。


最後まで、なんとか共生の道を探ろうとしたマーカスを悟し、逃げるようにと伝える。


マーカスの姿が暗闇に消えた時のシーザーの悲しい顔。


よほど猿の方が人間味溢れ、他者への思いやりを持っている…


人間の町が襲われたと連絡を受けた軍隊(人類が全滅の危機に瀕した時に軍隊を持つことができるほど力を残している人々がいたことすら、ウソ臭いけど…笑)が襲い来るらしい…というとこでラスト。


これは「猿VS人間」の全面戦争が第3作として用意されてるのかい?


私として、シーザーの育ての親であるジェームズ・フランコ(役名忘れちゃったし…)がどこかで生きていて、シーザーに手を差し伸べる話の方が観たいなぁ。


今回、ジェームズ・フランコの存在に関しては、怪我をしたシーザーが車で運ばれる途中、停めてほしいといった場所が彼の「HOME」であり、そこにジェームズ・フランコとの思い出の写真や動画があったけど、彼については生きてるのか、死んでるのかも全く…


話の流れで、当然ながら猿インフルエンザで死んでしまったのだろうと思わされそうだけどね…


まぁ、続編がありそうな流れで終わったという。次があるとすれば、さすがにそれが最後だとは思うけど、1つだけお願いしたいことが‼


とにかく、長い‼長過ぎる〜‼


本編2時間半。笑い飛ばせて、肩の力を抜けるシーンがほとんど無いので、この形で2時間半はツライ╮(╯-╰")╭


猿の心情に細かく寄り添うのは良いけど、そんなに細かくしなくてもね(笑)


とにかく、お尻が痛くなるので、椅子の良い劇場でご覧になることをお勧めします(笑)